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アクターネットワーク理論入門 「モノ」であふれる世界の記述法

栗原亘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779516719
ISBN 10 : 4779516714
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会学や人類学はもとより、経営学、経済学、政治学から科学技術社会論などに至る広範な分野において参照されているANT。その活動をフラットな観点からの記述を通して、人間だけではなく、人間以外の多種多様な存在が果たしている役割を正当に評価することを目指す動的な運動体として捉え、基礎的な事項を踏まえ、コンパクトに解説するとともに、その多岐にわたる主要な成果と展開をテーマごとに紹介しながら全体像の描写を試みた画期的入門書!

目次 : 第1部 基礎編(ANT成立の時代背景と人文学・社会科学における「人間以外」への関心の高まり/ ANT略史―その成立と展開および批判に関する見取り図/ ANTの基本概念をたどる―記号論という「道具箱」を調査に持参する)/ 第2部 実践編(ANTと科学―史料分析と参与観察に基づく科学観・科学者観の更新/ ANTと技術―技術の開発と活用過程における人間と非人間のダイナミクス/ ANTと経済―遂行性アプローチの分析視角とそのインプリケーションについて ほか)/ 第3部 展望編(多重なる世界と身体―媒介子としての身体のゆくえ/ 存在様態論と宗教―ラトゥールは宗教をいかにして記述しうるのか?/ 人間‐動物関係とラトゥール―動物の「非‐還元的な」記述とはいかなるものでありうるか? ほか)

【著者紹介】
栗原亘 : 高千穂大学人間科学部准教授

伊藤嘉高 : 新潟大学人文学部准教授

森下翔 : 大阪大学社会技術共創研究センター特任研究員

金信行 : 東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース

小川湧司 : 一橋大学大学院社会学研究科(博士前期課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Bevel

    行為記述の理論なんだなという感じ。類として機能する大きな行為ないしテーマのようなものがあり(例えば、「動脈硬化」における異なるものの分配、共存、調整)、それに包摂させる個々の具体的なプロセスが政治、経済、社会、科学のような既存のジャンルを横断するものとして強調される。プロセスのただなかの認知の問題としての行為の「価値対象」を見いだす話(法推論における「権威」や「申し立て」)や、価値対象の移行を示す出来事のナラティブ(マイクロプラスチックの発見)や遂行性への注目(BSMモデルとオプション取引の関係性)など。

  • takao

    社会と自然を2分しない

  • Go Extreme

    基礎編: ANT成立の時代背景と人文学・社会科学における「人間以外」への関心の高まり ANT略史―その成立と展開および批判に関する見取り図 ANTの基本概念をたどる―記号論という「道具箱」を調査に持参する 実践編: ANTと科学―史料分析と参与観察に基づく科学観・科学者観の更新 ANTと技術―技術の開発と活用過程における人間と非人間のダイナミクス ANTと経済―遂行性アプローチの分析視角とそのインプリケーションについて 展望編: 多重なる世界と身体 存在様態論と宗教 人間‐動物関係とラトゥール

  • 斉の管仲

    教科書的でためになった。知的興奮は無い。

  • かとたか

    アクターネットワーク理論。人間以外もアクターとして捉える視座ということくらいしか知らなかったが、その応用範囲の広さに驚いた。社会科学において、破壊的な影響を与えていそう。もっと学びたい。

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