東アジア村落の基礎構造 日本・中国・韓国村落の実証的研究

学際的実証研究を通して三国の民族的特質に迫る！家・同族、生業、信仰・伝統行事等のカテゴリーを主軸にそれぞれの民族文化の類似と差異を析出。

目次 : 民族社会比較研究の意義と方法/ 第１部　日本―長野県諏訪郡富士見町瀬沢新田の事例（瀬沢新田の村落概況/ 家と同族組織の構造/ 水利慣行の形成過程と村落/ 複合的な生業形態と農家労働力の性格/ 村落祭祀とその象徴的構造）/ 第２部　韓国―忠清南道唐津郡大湖芝面桃李里の事例（桃李里の村落概況/ チプ・家族・家口の様態/ 農村家族と生活慣行/ 宗教集団の構造と変化/ 宗教マウルの社会関係と経済活動/ 祖先祭祀・民間信仰と社会的統合）/ 第３部　中国―華北（山東省・河北省）村落の事例（房幹村（山東省莱蕪市莱城区鹿野郷）の概況/ 家庭・一家子と〓（か）の構造/ 農村工業化と労働問題/ 信仰世界と村落祭祀/ 血縁と利益によって形成される東村の家族/ 個人請負企業の展開と家族関係の再編成）/ 総括にかえて（移動と定住社会の構造/ 自然神・社縁・自然村）

【著者紹介】
柿崎京一 : 宇都宮大学名誉教授。東京教育大学大学院文学研究科（社会学専攻）博士課程満期退学。宇都宮大学・早稲田大学教授を歴任

陸学藝 : 中国社会科学院栄誉学部委員、元社会学研究所所長。中国科学院哲学研究所修士号取得

金一鐵 : ソウル大学校名誉教授。ソウル大学校文理大社会学科・同大学院修士課程卒業。アメリカノース・カロライナ州立大学社会学科博士学位取得（社会学博士）

矢野敬生 : 早稲田大学人間科学学術院教授。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程満期退学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）