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No推理、no探偵? 謎、解いてます! 講談社文庫

柾木政宗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065353844
ISBN 10 : 406535384X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

私は取手ユウ。女子高生探偵・美智駆アイちゃんの助手兼熱烈に応援してる。
我らが探偵アイドルは、「推理」とか面倒くさい小話が大好きなうえ、
飛び道具や掟破り上等の手法は、今の本格ミステリ界ではパッとしない。
私がアイちゃんをサポートして超メジャーな名探偵に育てることに決めた!
そのためには‥‥まず「推理ってべつにいらなくない――?」。

本格ミステリ界大激震!!

法月綸太郎、微笑――。
第「53』回受賞作はメフィスト賞の『ジョーカー』だよね?

青柳碧人(『浜村渚の計算ノート』)、感嘆!
歴代すべてのメフィスト賞受賞者と、今後すべてのメフィスト賞受賞者に贈る傑作(僕、受賞してないけど)。

円居挽(「ルヴォワール」シリーズ)、憤然!
やりたい放題やんけ! 不覚にも面白いと思ってしまったけど‥‥オレもこれやりたかった!

早坂吝(「らいち」シリーズ)、推薦!
昔のメフィスト賞では出し得なかった「最新」受賞作を見逃すな!

白井智之(『おやすみ人面瘡』)、愕然!
196ページ(ノベルス版)を読むまでは舐めてました。本当にごめんなさい。

【著者紹介】
柾木政宗 : 1981年埼玉県生まれ。ワセダミステリクラブ出身。2017年『NO推理、NO探偵?』で「メフィスト」座談会を侃々諤々の議論の渦に巻き込み、第53回メフィスト賞を受賞しデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bayashi

    面白かった。ミステリを彩るサブジャンル毎に、そのあるあるを散々メタ視点で弄っては、ロジックにあたる部分すらメタ視点から。文庫化時点での情報や自虐もふんだんに入っており、これはノベルス版と比べてみたくなる。まず思いつくのは名探偵の掟なんだけど、最後まで読むとちょっと前に大流行りしていた別作品が思い出されて、やってることは同じなんだけどな??という感想。残りページ数からもうひと山あるな とか、誰が犯人だったら一番面白いか とか、そういうメタ推理を一度もやったことない人だけが石を投げなさい。

  • マッちゃま

    とかく取っ掛かりは読み辛く感じましたが段々と馴染んできたら面白く読了。メタで笑える楽しいミステリ。いや、これミステリなのか?なんて固い事を言わず楽しめる方にオススメしたい。帯に書かれた「メフィスト賞史上最大の問題作」なのかは判りませんがスマートな本格ミステリとは言いにくい。ただ文字横に点を打っているだけでワクワクするような僕にとっては実に楽しい読書時間でした。馬鹿馬鹿しいと云えば そうだけど、二度に渡る読者への挑戦状を経てからの怒涛の伏線回収(そもそも伏線だったのか?)は圧巻。肩肘張らず読んでほしい作品。

  • だるま

    メフィスト賞受賞作。ノベルス版は既読だが、文庫化で大幅な加筆・修正をしたとの事で再読。名探偵だったのに突然推理が出来なくなってしまったアイと、何とか事件を解決させようとする助手のユウの女子高生コンビが、推理無しで5パターンの事件に挑む連作短編集。うーむ。ノベルス版から蔓延っていたメタミステリ度は更にアップしていて、コンビで「やっと文庫化だ〜」とか「メフィスト賞は間口が広い〜」とか大騒ぎ。このノリに付いていけるか? 私はギリギリ。それでも、推理無しでも伏線は張ってあるし、楽しませようとする心意気は伝わるね。

  • ロロノア・ゾロ

    一言『メタメタMAX炸裂ボンバー』 メフィスト賞受賞作。短編小説かな?主人公の女子高生は推理することが出来なくなる。助手の女子高生は推理なしで事件を解決しようとする。/メタって何か知らないが、とにかく凄いメタ小説。これはメフィスト審査員も揉めるはずだ。ただ、面白いことには間違いない。好き嫌いはあるが。これだけ現実と小説をリンクさせたら何がなんやらって感じだが、しっかりミステリーしており、ミステリーの新たなジャンルを切り開いたと思う。最近ではミステリーの進化が止まらず、どこに辿り着くのか楽しみで仕方がない。

  • ソルト佐藤

    ノベルスの文庫化。……ぜんぜん、違うじゃん!(笑 ちょっとの加筆修正じゃないよ。話変わっているよ(笑 明らかにノベルスを読んでいる前提のつくり。実質シリーズ3作目(笑 メタフィクションすぎて、一般的な読者置いてきぼり。でも、それが政宗、おまえだ! メフィスト賞を受賞することで完成したノベルス版。それを失った今、返って、普通に面白くなっている気がする。でも、ノベルス版見ないと、面白さ半減なんだよなあ、これ(笑

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