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ガリバー旅行記

Motoyuki Shibata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022518651
ISBN 10 : 4022518650
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ベイス

    冒険譚としても辛辣な風刺としても一級品のおもしろさ。さすが世紀を超えて読み継がれる本はモノが違う。人間の作った制度や仕組みへの怒涛のダメ出し。小人や巨人たちの国のあり方と比較しながら、ひねりの効いたユーモアが繰り返される。ナンセンスなようでいて、どこか思い当たるスレスレのラインか絶妙で痛快。中でも4つ目のフウイヌム国における馬と人間ヤフーとの対比は抱腹絶倒、スウィフトか自らの不遇の体験をぶちまけてる感もありまさに壮観。「それでも私は人間が好きなのだ」という柴田さんの解説もまた最高のガイダンスとなっている。

  • 帽子を編みます

    ガリバー旅行記、振り返ってみれば、岩波文庫、新潮文庫、最近では高山宏訳も読みました。今回は柴田元幸訳です、この訳は頭にスッキリ入ってくる感じ気に入りました。注釈も見開き左手に入ってすぐ読めるのも良いです。当時の政治や社会情勢をめぐるひやかし、スウィフトの著作をめぐる考察、注釈を読むのも楽しく感じます。今回はリリパット国での子どもの養育(ギリシアスパルタ方式)、各国での法律問題、裁判のあり方など細かいところが気になります。比較して読むわけではないのですが、新訳が出れば読まずにいられない。お気に入りの本です。

  • tokko

    子どもの頃に読んだ世界の名作では、だいたい小人の国のリリパッド国、巨人の国のブロブディングラグ国で終わっていると思います。(ちなみに小学生の娘の本では二つの国で終わっていますが、ちょこっとだけ他の二つの国も紹介してありました)小人の国と巨人の国もエッジが効いていますが、やはり最後のフウイヌム国は攻めすぎでしょう(笑)主従逆転、人類の客体化、ここまで痛烈な風刺が18世紀によくぞ刊行できましたね。

  • かんやん

    言わずと知れた(有)名作。ガリバーは冒険物語のヒーローではなく、一貫した性格すら持たない風刺のための単なる道具のような存在にも見える。時には読者に風刺のための異世界を紹介する役割しかなく、生きた人物として共感も反感も抱きようがない。そしてスウィフトはペシミズムをユーモアでくるむようなタイプではなく、ルサンチマンの人ではなかろうか。これでは、ああ人間は昔から変わらないんだなあ、といかにも凡庸な慨嘆しか漏れようがない。遠くに航海して遭難し、出会うのが風刺された英国の姿なら、それはやはり退屈としか思えない。

  • ズー

    面白かったーーー!!!ガリバーといえば絵本とかで読んだ記憶だったけど、こんな長編だったとは!好きな翻訳家さんだったし、分厚いけどチャレンジしてみようと思い読んでみたんだけど、まぁ面白い。ワ●ピースのアイデアも結構ここから来てるのでは?と思ったり。とても300年前の話とは思えない。注釈でこれまた面白さ増すし、最高の一冊。

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