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あなたの明かりが消えること 小学館文庫

柴崎竜人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094063769
ISBN 10 : 4094063765
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

著名な近代日本画家の来栖現と、一途に彼を支え続ける美しい妻・佳世。家族の枠を超えた大きな愛で人々を包み込む佳世のもとには、いつもたくさんの人が訪れていた。たびたび有名人と浮き名を流す現は、佳世が亡くなった際も旅先から帰らず、連絡すら取れないまま葬儀を欠席する。喪主を務めることになった娘の愛子は、それ以来父親を許すことができず、連絡を絶っていた。ある時、愛子の息子・春也が会ったことのないはずの現と手紙のやり取りをしていることに気づき―。孤独な日本画家と、それを支える一人の女性を描いた、愛しく切ない家族小説。

【著者紹介】
柴崎竜人 : 1976年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。小説『シャンペイン・キャデラック』で三田文學新人賞を受賞。映画『未来予想図』、ドラマ「レンアイカンソク」など脚本も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MOKIZAN

    単行本で読んだ時、何となく惜しいものを感じてた。意固地なおやじとそれを取り巻く人々、おやじへの不満を意識することで、己の寂しさを隠しているようなさまをイメージさせたり、語り手たちの視線もいい感じなんではあります。だけど、「家族を知らなければ、寂しさを知れない」なんていいセリフを、金稼ぎしたくて公務員になった旦那に言わせたり、人物像と行動が幾度かギクシャクするんだようなあ。とくにこのセリフは、もう少し良いキャラクターにして、言わせて欲しかったですね。

  • チェス

    家族だからこそ許せないことってあるんだろうな。終わりはなんかホロリと。図書館本

  • たくみ

    浮き名ばかりを流す画家を夫として、家族として、それぞれの立場から描いた家族小説。いろいろ思うことはあったが、哲夫が来栖に言った「理解できなければ、説明して頂けないんですか?」という台詞は強く印象に残ったし、人間関係において大事な時もあると思った。なかなか良い作品でした。

  • Chee

    初めての作家さん。すごく愛情深い人たちがたくさんでてきて、辛そうな場面もあったけど、全体的には温かくて優しかった。現さんが描いた絵を見てみたいな〜。

  • らすかる

    初読み作家さんの作品でした。タイトルから想像したものは重たいイメージでしたが、実際読んだらしっとりしてそれでいて印象的な素敵なお話しでした。人の思いや、愛情の度合いなんて端からみたらわからないものなんですよね。この作家さんの別の作品も読みたくなりました。

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