ピョンヤンの夏休み わたしが見た「北朝鮮」

柳美里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062172486
ISBN 10 : 4062172488
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
208

内容詳細

16歳年下の同居人男性と、10歳の息子。奇妙な家族で向かった先は―。ベールに包まれた「北朝鮮」を辿るノンフィクション。

目次 : 第1章 初訪朝―わたしが見た、幻の祖国(二〇〇八年十月)/ 第2章 こころが祖国に根を生やしている―朝鮮は霧の国だった(二〇〇九年一月)/ 第3章 太陽節と国際マラソン大会―8月の果て(二〇一〇年四月)/ 第4章 家族と故郷―息子を連れての訪朝(二〇一〇年八月)

【著者紹介】
柳美里 : 1968年生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。93年、『魚の祭』で、岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。96年、初の小説集『フルハウス』を刊行し、泉鏡花文学賞・野間文芸新人賞を受賞。97年、「家族シネマ」で芥川賞を受賞。99年、『ゴールドラッシュ』で、木山捷平文学賞を受賞。2001年、『命』で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 幹事検定1級 さん

    朝鮮半島出身の祖先を持ち在日韓国籍の柳さんが、祖父の故郷北朝鮮訪問記です。今から約10年前の訪朝ですので、だいぶ街並みは変わったのかもしれません。今も尚休戦中で、最近は予断を許さない緊張感が高まっている中で21世紀初頭に可能性が感じられた南北統一は実現するのでしょうか。(図書館本)

  • 秋 眉雄 さん

    訪朝一度目の切なさ、二度目の湧き上がる想い。それらの章もホントに良いですが、しかし、この本は先へとつながるものが、決して途切れないものが感じられる三度目の訪朝の章がなんとも言えないほど良いです。どの登場人物も綺麗な心を見せてくれます。これはただの旅行記ではありません。そうしているのは北朝鮮の風景から自分の暮らしてきた風景、あの時の感情から今この時の感情、それらが自由自在に行き来する重層的な物語だからでしょう。想像以上に北朝鮮のことも窺い知れ、すごく面白かったです。

  • 雲をみるひと さん

    柳美里の朝鮮訪問記。自由旅行が許されない地なので、訪問地などは他の北朝鮮本と同じだが、作者の半生、バックボーン、個人的人間関係をベースにした内面の思いを多く挿入することでユニークな内容になっていると思う。いずれにしてもかなり朝鮮にシンパシーを寄せる書き方になっており、それを許容できる人にはよい作品だと思う。

  • はる さん

    在日の方から見た北朝鮮。日本人が感じる北朝鮮も在日の人から見た北朝鮮もきっと真実なのだと思う。そして、北朝鮮だからとか韓国だからとか言わずに良いところは認めあうと言う事が大切なのではないかと思う。

  • TATA さん

    北朝鮮の旅行記かと手に取ってみたが、作者のルーツを求める長い旅路でした。個人のアイデンティティの根本の構成要素の一つとして国家のアイデンティティもあるわけで、その意味では作者の衝動は理解できるもの。日本からは隔絶した彼の国だが、そこに息づく人たちの姿形だけではなく、何を思うかというところまで想いを巡らせることのできる一冊でした。

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人物・団体紹介

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柳美里

1968(昭和43)年、茨城県生れ。高校中退後、「東京キッドブラザース」を経て、1988年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993(平成5)年、『魚の祭』で岸田國士戯曲賞、1996年、『フルハウス』で野間文芸新人賞、泉鏡花文学賞、1997年、『家族シネマ』で芥川賞、1999年、『ゴールドラッシュ

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