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日本の民俗学 中公文庫

柳田國男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122067493
ISBN 10 : 4122067499
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

民俗学とは何か。表題作ほか「国史と民俗学」「実験の史学」など学問実践の体系化を目指した論考によって「方法としての民俗学」を浮き彫りにする文庫オリジナル論集。折口信夫との対談、生涯と学問について語った「村の信仰」を併せて収める、柳田学入門の決定版。

目次 : 1 日本の民俗学(郷土研究ということ/ 日本の民俗学/ Ethnologyとは何か ほか)/ 2 柳田國男・折口信夫対談(日本人の神と霊魂の観念そのほか/ 民俗学から民族学へ―日本民俗学の足跡を顧みて)/ 3 村の信仰―私の哲学(幼ない頃/ 学生時代/ 時代の空気―文芸への興味 ほか)

【著者紹介】
柳田国男 : 1875(明治8)年、兵庫県生まれ。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。以後、法制局参事官、貴族院書記官長を歴任。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表し、日本民俗学を創始。49年学士院会員、同年日本民俗学会初代会長。51年文化勲章受章。1962(昭和37)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    著者は民俗学を「実験の史学」と呼ぶ。書かれた資料をもとに国家とという想像上の枠組みを時間直線と平坦な同一空間 とし、権力側が主人公の闘争の物語を記した「国史」に対し、著者はそこから排除されながら国家の境界を形成する民衆の口承された多数の信仰・習慣からなるモザイク状ネットワークを「日本」と呼ぶ。折口信夫との対談を含む本書は、エスノロジー(民族学)の中で日本の民俗を扱う方向から民族の広がりを探究するこの仮説推論的学を科学として扱う場合、演繹的な折口や帰納的な柳田のアプローチ等複数の姿勢が可能であることを示す。

  • Autumn

    全部を通しで読むものではない気がするので、一旦休憩。そもそもまだ知識が浅い人が読むものではなかった印象。 追々読み返そうと思う。

  • YN

    柳田國男の時代から眺める日本の民俗学の状況について。フォークロアではなく、エスノロジーというかアンソロポロジー的なものを、学問として一つ柱を建てようとする雰囲気。前半も面白いが、折口信夫らとの鼎談も興味深い。

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