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ISBN 10 : 4087213048
Content Description
ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか?軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。
目次 : 第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える(柳澤協二氏の第一発言―戦争はどういう時に終わるのか/ 林吉永氏の第一発言―戦争の歴史から見た停戦と専守防衛 ほか)/ 第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない(冷戦時代の戦争要因と現代の戦争要因/ 現実空間と言説空間をめぐって ほか)/ 第3章 ガザの戦争・人道危機を考える(愚かな戦争―戦争の結果という視点から―柳澤協二/ まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」―加藤朗 ほか)/ 第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて(分断と戦い停戦を追い求める―伊勢〓賢治/ システム論から見える停戦の難しさ―加藤朗 ほか)
【著者紹介】
柳澤協二 : 1946年生。元内閣官房副長官補・防衛庁防衛研究所長。国際地政学研究所理事長。自衛隊を活かす会代表
伊勢〓賢治 : 1957年生。東京外国語大学名誉教授。PKO幹部として紛争各地で武装解除を指揮
加藤朗 : 1951年生。国際政治学者。防衛庁防衛研究所を経て、桜美林大学教授、国際学研究所所長を歴任。現福島原発行動隊理事
林吉永 : 1942年生。国際地政学研究所理事・事務局長。元空将補・第七航空団司令。元防衛研究所戦史部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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