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皆殺し映画通信 骨までしゃぶれ

柳下毅一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862554567
ISBN 10 : 4862554563
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan

Content Description

なぜ、なんのためにこの映画を作るのか―!?商業映画であるのに一体誰に見せたいのかわからない映画、それなりに名のある俳優が出ているのに映画業界の人間も知らない映画、地域限定もしくは一館上映で、わずか数日から一週間しか上映されない映画、予告編や宣伝コピーで見た気になっているがとんでもない内容の映画…いったい誰がこんな映画作ったんだよ!誰がこんなもん見るんだよ!と思わず叫びたくなる爆死&絶句必至の映画評論、第五弾!!

目次 : ここまで思いつきの失敗作に金をぶっこむとか松竹も堤幸彦にどんな弱みを握られているのか―『RANMARU 神の舌を持つ男(略)』/ だからどうというわけではなく、忍性の人となりも業績もわからないままだけど、それがカエルカフェ映画なのだからしかたない―『忍性』/ 「さあ、ゲームをしよう」のセリフで映画がはじまった瞬間に、頭を抱えたわけである―『Please Please Please』/ お蔵出し映画祭グランプリ&観客賞W受賞作品!小西真奈美の異次元のカマトト演技が炸裂―『トマトのしずく』/ 一本の映画にかかわる人たちの人間模様。見ているこっちがどんよりとした気分になったところで映画は終わる…『ゾウを撫でる』/ 万城目学はこの映画にクレジットされなかったことを名誉に思うべきである。いや、だってねえ…『本能寺ホテル』/ ここまで誰一人共感できない映画も珍しい。「女子高生たちの壮絶な戦い」を逆光を多用した「ポップで斬新な映像美」で見せようとするだけ―『傷だらけの悪魔』/ またか、タイムトラベルラブストーリー…いやそれにしても最近この手の話多すぎませんか?―『君と一〇〇回目の恋』/ 非日常的な障害によってすれ違いが生まれて恋と冒険の学園生活がはじまる…そういう映画を「青空地獄」と称している―『一週間フレンズ。』/ 地方発映画と図書館は相性がよいのでは。読書好きの善男善女に向けた図書館映画、これから増えてくるのかもしれない―『天使のいる図書館』〔ほか〕

【著者紹介】
柳下毅一郎 : 1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。ガース柳下の筆名での共著の他、著書多数、訳書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おかむら

    2017年の日本映画のダメなヤツ中心レビュー。エグザイルの(ハイ&ローとかたたら侍)とか青春もの(君の膵臓とか1週間フレンズ)とか、知り合いの誰もが決して観ない映画をちゃんと映画館で観てくれる柳下さん、映画の奥深さ(闇)を教えてくれて有難いわー。幸福の科学案件とか地方の町おこし映画案件とか謎のプロダクション映画案件とか、まずこの本でしか知り得ないことがうっすら黒楽しい! 本能寺ホテルとナミヤ雑貨店はテレビでやったら見てみてヒドさを確認したい。八年越しの土屋太鳳(これは一応褒めてる)も。

  • 北白川にゃんこ

    無駄にいっぱいあるエグザイル案件!ハイ・ローなあ。観たいんだよなあ。頭からっぽなアクションからしか得られない栄養がある。

  • arnie ozawa

    見たこともなく、この先も見ることもなく、そもそも見るすべもなさそうな映画の話が面白い。不思議。

  • Gen Kato

    いわゆる文芸映画や大作は氷山の一角に過ぎないんだなあ、とつくづく思わされる。読むだけで「どうしてそうなった」な物語ばかりで、俳優さんも大変だけど、それを観なきゃならない人間はもっときつい気が(ホントご苦労様です…)

  • ankowakoshian11

    読了。

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