SF作家の地球旅行記

柞刈湯葉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863113411
ISBN 10 : 4863113412
フォーマット
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
264p;19

内容詳細

SF作家×旅エッセイ。首里城、筑波山、ウラジオストク、モンゴルの草原…この惑星は未知なるものであふれてる。

目次 : チップがないならポテトを食べればいいじゃない(海外編・カナダ)/ 能登半島をレコンキスタする(国内編・石川)/ 飛ぶのは恥だが役に立つ(海外編・上海)/ 本当の東京砂漠はここにある(国内編・伊豆大島)/ 2時間半で行けるヨーロッパに行けない2年半に捧ぐ(海外編・ウラジオストク)/ 琵琶湖マトリョーシカ構造(国内編・滋賀)/ 人間を荷物とみなせば人馬一体(海外編・モンゴル)/ 琉球の長い午後(国内編・沖縄)/ 青春18きっぷで人生のレールを踏み外す(国内編・鉄道旅行)/ 穏やかな夜に身を任せるな、老いても石油を燃やせ(国内編・静岡)〔ほか〕

【著者紹介】
柞刈湯葉 : 2016年、小説投稿サイト「カクヨム」に投稿した『横浜駅SF』が第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tonnura007 さん

    SF作家による海外(4つ)&国内(8つ)旅行記。 「はじめに」で惹きつけられてしまった。「ただ駅のホームをなんとなく歩きたくなる人のためのエッセイである」という時点で普通ではない。著者特有の視点と思考回路が巧く描かれる唯一無二の旅行記である。 本作は海外と国内の旅行記とあるが、最も感動したのは架空の月面と南樺太。これぞSF作家による旅行記の真骨頂。宇宙に行ったことがある人などに取材をして情報を得るのだろうか。南樺太のJR樺太本線や国境駅のみどりの窓口はシュールだし、月面のお土産物のオチには思わず捧腹絶倒。

  • なっぱaaua さん

    「横浜駅SF」や短編集でお馴染みのSF作家柞刈湯葉氏の旅行記。この人の文体は馴染むので自分には合っていると思っている。旅行記ですが何か為になるかといえばそうでもなく、感性を教えてもらい無駄知識の様なものだけが残りますが、それで良いのだ旅なんて。特にイトマンスイミングスクールは糸満市と関係があるって自分も思ってたので「伊藤萬」だったのは結構驚いた。どうでも良い話だが。大人の青春18きっぷの使い方は成程と思ったが、その使ったルートはどうだろうか。〜続く〜

  • はっせー さん

    「本書を持ち、旅に出よう」本書はSF作家の柞刈湯葉さんが実際に訪れた場所+架空の場所に行った設定で書いた話で構成されるエッセイである。今まで読んだ旅エッセイの中で一番面白かった😳ずっと笑ってしまった😂なぜなら私の肌感覚で1〜2ページに1回秀逸な例えやボケを挟んでくるから!なんで伏線を張った上でそれを回収するようなオチを作るんだよ。うまくて他のエッセイ読めなくなっちゃうよと思ってしまうほど良かった。特にカナダモントリオールでの話は秀逸。恩田陸さんの話をあんな風に使うとは。天才としか言いようがない😆

  • 路地 さん

    軽妙で緩い紀行文ながら、架空の地への旅になった途端に饒舌になるところがSF作家ならではという感じで楽しい。ノリツッコミに柞刈さんの頭の良さが垣間見える。

  • kei-zu さん

    SF作家の旅行譚。訪れるのは、石川県、滋賀県などの国内から、上海、カナダ、モンゴルまで。ただ、本書を特殊なものにしているのは、月面までの宇宙旅行と南樺太の日露国境の探訪。それまでと変わらない筆致が「見てきたような嘘」で楽しい。

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人物・団体紹介

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柞刈湯葉

福島県生まれ。作家。2016年に小説投稿サイト「カクヨム」に投稿した『横浜駅SF』が、第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞を受賞し、単行本化されてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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