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幹事のアッコちゃん 双葉文庫

柚木麻子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575522600
ISBN 10 : 4575522600
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

妙に冷めている若手男性社員に忘年会幹事の極意を教え、敵意むき出しの取材記者には前向きに仕事に取り組む姿を見せ、“永遠の部下”澤田三智子に習い事を通じて時間のうまい使い方を知らせ…周りに生きるヒントを与え続けるアッコさん。そんな彼女にも一大転機が訪れる。読めば明日を頑張る元気が湧く大人気シリーズ第三弾!

【著者紹介】
柚木麻子 : 1981年東京都生まれ、立教大学文学部卒業。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『終点のあの子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    第3弾にして最終回なのかな? 本作も4話が収められていましたが、全話しっかりとアッコちゃんがメインを張っていました。アッコちゃんは相変わらずバイタリティに溢れているけど、人間味を帯びたと言うか、弱い面も覗かせました。でも、結局はいつものアッコちゃんに落ち着くのね。周りの人を巻き込みながら教育、成長を促すのですけど、今回はなんとアンチ迄も( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。終話のラストもアッコちゃんらしくて好いですね( ¨̮ )。

  • さてさて

    『変わらない。自分はきっと変われない』。そう思い続ける限り人が変わることなどあり得ません。しかし、どこまでいっても”変わる”には起点が必要です。テレビヒーロー達も起点がなければ変身することはありません。そんな起点をアッコさんという女性に見出すこの作品。丁寧に描写される人の心の変化を説得力のある描写の肉付けによって読み応えのある物語として描き出したこの作品。人が生きていく中で大切な事を気づかせてくれる、前を向くためのきっかけをくれる、そして読者の中にいつまでも残り続けるとても素晴らしい作品だったと思います。

  • hit4papa

    悩める若いコたちの道を拓く、妙齢女子アッコちゃんが主役の元気本です。前作までは、直接的、または間接的に、脅威の慧眼でスーパーアドバイザーぶりを発揮していたアッコちゃん。三作目となる本作品は、アッコちゃんの上から目線に辟易としてしまいますが、謎のベールに包まれていた部分が明かになるという趣向です。ライバル登場で、アッコちゃんの人間味が描かれていきます。ここは、孤高の才覚の持ち主であって欲しかったですね。前二作の悩めるコたちのお仕事小説の方がよろしいかと。まぁ、オールスター登場の完結篇で潔くはありますか。

  • SJW

    アッコちゃんシリーズ第三弾。今回は4つの短編で昔からの部下の澤田三智子が全編に登場して、アッコちゃんにしっかりとコーチングされる。ゼロから「東京ポトフ&スムージー」なる企業に発展させ、そこから世界を相手に戦う屈強なアッコちゃんを見ることができるストーリー。料理が登場する度に食べたくなり、おなかが空いてしまうのは困った。

  • エドワード

    私は幹事をするのが好きだ。「幹事が誰よりも楽しむこと。自分のフィールドにみんなを引っ張り込むのよ。」アッコちゃんの仰るとおり、職場の忘年会がスペイン料理や豆乳しゃぶしゃぶ、亦楽しからず哉。アンチ・アッコちゃんの、風邪で熱を出した彼女がパソコンでリモート会議をする場面は、まさにテレワーク!今やこれが現実、先見の明ありだね。三智子も大手商社で部下を率いて成長著しく、結婚までしている。「まつりとアッコでM&Aよ!」とのセリフの本当の意味がわかる終幕が泣ける。三智子とアッコちゃんの友情物語、また会いたいね。

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