検事の本懐

柚月裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784796686822
ISBN 10 : 4796686827
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
376p;20

内容詳細

横領弁護士の汚名をきてまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く「本懐を知る」など、骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が、見事に融合した極上の連作短編集。「最後の証人」シリーズ最新作。〈受賞情報〉大藪春彦賞(第15回)

【著者紹介】
柚月裕子 : 1968年、岩手県生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞受賞、2009年1月『臨床真理』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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久しぶりに読み応えのある本に出会いました...

投稿日:2013/03/27 (水)

久しぶりに読み応えのある本に出会いました。 短編5話それぞれきめ細やかな表現また人間の心理描写が 読み応えのある小説に仕上がっていて、 最後まで一気に読んでしまいました。 佐方検事の今後の活躍を期待します。

にゃんこ さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    柚月 裕子は、新作中心に読んでいる作家です。佐方 貞人シリーズ第二作、連作短編集というよりも、読み応えのある中編集でした。全作品とも粒ぞろいですが、特にオススメは、いずれも佐方 貞人の過去の物語『恩を返す』&『本懐を知る』です。続いて第三作『検事の死命』へ。

  • 冴子 さん

    文句なくどれもいい。1番は「本懐を知る」かな。真実は全て明らかにすればいいというものではない。傷つく人がいるなら、隠しておくべきこともあってよい。佐方の人柄を知るどの話も心を打つ。 佐方が検事を辞めて弁護士になるのは次の本を読めば判るのかな?

  • takaC さん

    『検事の死命』の「死命を賭ける・決する」はその注書きにあったように、この『検事の本懐』の「本懐を知る」を未読でも楽しめるように書かれていたのは事実だが、さすがに逆もまた真なりとは行かなかった。なので「本懐を知る」を読む前に「死命を賭ける・決する」を読むのは止しておくべき。まあ、でも、「死命」を先に読んでいたからこそ、読者だけしか真相を知れない類の話である「本懐」を穏やかな気持ちで読み終えられたとも言える。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    佐方貞人その2。連作短編集。本懐を知るは次作に繋がるため先に読むべし。樹を見るが中でも良かった。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    前作でヤメ検弁護士だった佐方さんの検事時代の話+佐方貞人のアイデンティティとバックグランドの話を五つ。この親にしてこの子あり。読み進めていくにつれて佐方さんの優しさや上の深さ、そして厳しさの理由がわかってきます。一番印象的なのは、罪では無く罪を犯した人を見よ、という言葉。確かに正義の天秤は公正公平でなくてはならない。でも、公正公平にする為の手段や方法は一つで無いし真っ正面からのものに限らなくて良いのだと思いました。あと、こんな風に育った佐方さんなので、どんなお父さんになるのかなーとちょっと興味があります。

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