Books

鴨川食堂ごちそう 小学館文庫

柏井壽

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070309
ISBN 10 : 4094070303
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

京都正面通りを歩いていると、どこかから出汁の匂いが漂ってくる。匂いにつられてしもた屋の引き戸を開ければ、そこは鴨川流・こいし親娘が営む食堂だ。思い出の味を捜し出し、食べさせてくれる二人のもとには今日も迷い人が訪れる。息子の死に囚われ続ける父に、お詫びで送られてくる「鰻丼」、家出前日に食べた甘すぎる「いなり寿司」、夫に嘘をついた「ピザ」に、癌を宣告されたときに妻が作った「焼きうどん」。恩師との苦い思い出が詰まった「タマゴサンド」や、妹が最期に食べたいという粗末な「豆腐飯」。よりボリュームアップした、美味しいミステリー第八弾!

【著者紹介】
柏井壽 : 京都生まれの京都育ち。テレビ番組や雑誌の京都特集で監修を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ばう

    ★★★ そろそろマンネリ?と思いながらも今さら途中でやめるのも気が進まないので新作が出ると買ってしまうシリーズ。と思ったら今回は勿論美味しそうなお料理は変わらないけれど今までとは違う出し方もあり、相談内容もどれも興味深い良いお話ばかりでした。料理は「愛」。作り手の想いが詰まっているから人はその料理が忘れられず、もう一度食べたいと思うのかな?私ももうちょっと愛を込めて作らなきゃね。ところでどこかで流さんのお料理、頂けませんか⁉︎う〜毎回毎回ただ羨ましい気持ちでお料理の説明を読むだけなのでこれはある意味拷問。

  • ジュール リブレ

    シリーズは続く。今回は鰻丼、いなり寿司、ピザ、焼きうどん、たまごサンド、そして豆腐飯。ラストに近づけば近づくほど良かった。トー飯が最高。おでんの豆腐をご飯に載せて。あれ、美味しいんだよな。高級料亭の味も素晴らしいのだろうけど何気ない食の記憶。見つけてほしい。

  • hiro

    本シリーズは当時のTV番組で知って、もう八年になる。正直こんなに続くとは思わなかった。この第八弾はコロナ禍の中の話だが、流・こいし親子と猫のひるねも元気だった。今回も思い出の食を探している依頼人が全国から京都の『鴨川探偵事務所』を訪ねてくる。いつものとおり依頼人は、まず鴨川食堂で食を探す元刑事の探偵・流の作る料理に魅せられてあと、食探しが始まるの展開は変わらないが、依頼人の来訪時に流、こいしのどちらかが不在のときがあったのは、これはマンネリ防止の対策だろうか。『タマゴサンド』の話のその後が気になる。

  • ひさか

    STORY BOX2021年3月号鰻丼、2月号いなり寿司、2020年7月号ピザ、8月号焼きうどん、9月号タマゴサンド、書き下ろし豆腐飯、の6つの連作短編を2021年6月小学館文庫から刊行。シリーズ8作目。依頼人と探偵の間で何を依頼されているのかがようわからんままに、頼まれた2週間後に目当ての食にたどり着き、タネ明かしが始まるという毎度おなじみの展開が楽しいです。「タマゴサンド」の11歳違いの2人の関係がこの後どうなるのか気になりますが、そういうところに味わいがあります。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    今作も思い出の味と人情の六話。それぞれおいしく味わわせていただいたが、特に私の舌にあったのは「タマゴサンド」。「親の意見と冷や酒は後に効く」私にも覚えがある。そういえば、この話の導入部で流が川井太郎に振る舞った汁そばの出汁は何だったのだろう。「カツオ出汁の香りは無く、ショウガらしき匂いがする。醤油は使っているが、どちらかというと塩味が勝っており、ほのかに日本酒の香りがする。汁に細かな身らしきものが混ざっている」という情報から、果たしてどんな出汁を引いたのだろうとあれこれ考えたがわからないで悶々としている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items