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マリコにもほどがある!

Mariko Hayashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163919539
ISBN 10 : 4163919538
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

勤め人となり2年半。やっぱりマリコは忙しい。三が日は大手町へゆき、沿道から駅伝の応援だ。4年ぶりの出場となった日大へ向け学生たちと校歌を歌ううち、アンカーが目の前に。声を揃えてその名を叫べば、思わず目頭が熱くなる。ああ、若いというのはこういうことなんだ。
 かくいうマリコ、今年古希を迎えるのである。還暦の時はよかった。まだイケるじゃん、内心そう思っていた。だが、70なのである。あくせく働くのはやめようか、年金をもらってなんとか暮らしていくか。誕生日を前に、マリコの心は千々に乱れる。
 がーー。編集者たちとの会で思わぬサプライズが。お手製”マリコ・フラッグ”振り振り、某ミュージシャンの演奏にあわせたバースデーソングの合唱に、マリコ、思わずまたホロリ。勤め人となってから、まったく小説を書けていなかった。それでも期待してくれる人がいる。もうひと頑張り、書かなきゃ。理事長仕事の傍ら、長い休みには原稿用紙に向かう。長年の習性とは不思議なもので、ブランクもなんのその、すらすら書ける! 嬉しかったなあ。
 そんなこんなでマリコ、まだまだ頑張ります。「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、堂々の36巻!


【著者紹介】
林真理子 : 1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で第20回島清恋愛文学賞を受賞。現代小説、歴史小説、エッセイと、常に鋭い批評性を持った幅広い作風で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    林 真理子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ギネス新記録更新中の「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイもついに36巻、著者は古希となりました。 内容的には、日大理事長としての危機感は感じられず、相変わらずお気楽な内容です(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919539

  • いつでも母さん

    毎年この時期、マリコさんのエッセイ集で前年の振り返りをしてる感じだ。あぁ、そうだったね。とか、あらこの年だった?とか・・日大理事長や直木賞選考委員にその他諸々。東奔西走お忙しいのは相変わらず。話題は皇室に朝ドラ、オリンピックに都知事選、トランプさんと・・多岐に渡る。そんなマリコさんも70代に突入してるのね。みんな、等しく齢を重ねるのだと今更ながら思った次第。今回印象に残った人物は着物師匠・オクタニさんだ。不思議な方だなぁ。

  • tetsubun1000mg

    理事長を引き受けて、ようやく本来の業務ができ始めたようで良かったです。 不祥事の時に就任して不本意なことが多かったでしょうが、よく辛抱されたと思います。 付属中、高を訪問したり、OBが集まる全国の校友会、各学部で学生に会ったり講演をしたりと学生やOBとの交流で林真理子さんらしい明るさを発揮されている事が伝わってくる。 コロナも終息に向かってきてディナー、観劇、旅行などのセレブらしい話題、登場人物で楽しく読めます。 本当は小説を書いたほうがプラスになるでしょうに、母校の危機を放っておけなかったでしょうね。

  • sayuri

    「週刊文春」2024年1月18日号から2025年1月16日号まで掲載されたものを纏めたエッセイ。本作で36巻目。今年2月に『徹子の部屋』に出演されたものを拝見したが、70歳で古希を迎えられたとは思えないパワフルさに元気を貰った。さて本作も日大理事長の話から皇室、芸能界ネタまで盛りだくさん。普段、ワイドショーの類は観ないので、林さんのこのシリーズは私の大事な情報源。歯に衣着せぬ発言が気持ち良い。コンプライアンスがどんどん厳しくなっている昨今、歯切れのいい言葉にスカッとした。軽快で痛快なエッセイを楽しく読了。

  • チャッピー

    日大が問題起こして騒がれている頃にマスコミで見かけるマリコさんはいつも疲れて不機嫌そうで、こんな大変な理事長なんて辞めてしまえばいいのに…と思って見ていた。学内でドーナツ配ったり、なんやかんや楽しんでやっているのはさすが。私の心配など不要だった。マリコさんの強さを見習いたい。

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