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ニュ-スがまちがった日 高校生が追った松本サリン事件報道、そして十年

林直哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784811807140
ISBN 10 : 4811807146
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ニュースは間違えたり、知っていて知らない振り、知らないのに知っている振りをする。高校生がマスメディアを逆取材し、その構造を見事に露呈させた。本物のメディア・リテラシーへのヒントが詰まった1冊。

【著者紹介】
林直哉 : 1957年、長野県生まれ。高校教師。長男出産時のトラブルから、「ふつう」「みんな」という言葉に疑問をもつ。以後、放送部活動に関わり、だれでも知っているが簡単に答えられないテーマを生徒とともに掘り起こし、作品化してきた。学校づくり、コミュニティづくりの基盤として、生徒会と放送部の可能性の広がりに力を注ぐ。演劇「NEWS NEWS」「長野版オペラ魔笛」などステージ表現のプロデュースもおこなう。2000年から東京大学大学院情報学環に設置されたメルプロジェクトにリーダーのひとりとして参加、03年度より同機関に派遣され、メディア教育の可能性を研究している。長野メディア・リテラシー研究会事務局長、梓川高校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • _apojun_

    図書館本。 松本サリン事件に関するニュース報道について、高校の放送部が深く掘り下げていく過程を顧問の先生が著しています。 時々学生時代は放送部だったという人にお会いしますが、放送部の活動というものを全く知らなかったので、そういう意味でまずとても新鮮でした。 単なるメディア批判になりそうなところを先生がうまくコントロールしていったことにより、メディアリテラシーという今では当たり前のように語られる概念にたどり着いています。 彼らが今のメディア状況を見て、どんな風に感じているのか聞いてみたいです。

  • なー

    「一番遅かった時は朝4時だった」高校の放送部の部活動終了時刻の話である。4時て。こんな部活があるのかとびっくりした。事件当時まさに高校生だった私は、情けない事に自分の事で頭がいっぱいで事件の記憶がほぼ無いに等しい。本当に情けない。マスコミの誤報を世間も鵜呑みにして、罪のない一般人を犯人扱いしたという前代未聞の事件を高校生達が取材して出来上がった作品。高校生達が伝えたかった事とは…?正直「この本を書いた先生の作品」になっている気もするけれど。

  • saemo

    世紀の誤報『松本サリン事件』について、メディアが何故犯してしまったかについて放送部の高校生たちが取材した過程を記したドキュメンタリー。まずニュースがまちがわないことの方が少ないというのは置いといて、高校生たちだからこそメディア・リテラシーについて迫ることが出来たのではないかと思う。テレビの影響力を考えると学生のうちに一度は手にとって貰いたい本。

  • おたきたお

    高校の放送部による松本サリン事件の検証番組作成過程を顧問の先生がまとめた本。教育論、マスコミ論、コミュニケーション論、組織論など様々な側面で有意義な力作。情報媒介モデルとして、授業とマスコミの共通性に着目した、生徒による授業は圧巻。課外活動を中心に活動された著者のパワーに脱帽。著書の結論は心底同意する。「あえて「敵」をあげるのであれば、(中略)「正しいあり方」という「固定概念」である。(中略)変わっていく関係性を追い求めつづけることこそ、私たちがいま、おこなわなくてはならないことである。」(P248)

  • nody

    マスメディアの弱さ、批判への過剰反応/メディア批判病(演出は御法度?)/青い血/関係性のリテラシー、コミュニケーションのバランサー

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