Books

いびつな「書の美」 日本の書がたどった二つの近代化

林淳 (博士)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864051828
ISBN 10 : 4864051828
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
林淳 ,  

Content Description

近代書の二大潮流である「革新派」と「伝統派」。
注目を浴び手厚い研究がされる「革新派」の一方で、等閑視されつづける「伝統派」。
このいびつな構造の背景には、近代以降の日本で評価されてきた「書の美」の偏りがある──。
本書では、伝統と革新という、書の持つ両端の芸術性を同時に描き出し、近現代の日本書道史をより広い視野から俯瞰するとともに、見過ごされてきた「伝統派」の実像に迫り、「書の美」の新しい地盤を開拓する。

【著者紹介】
林淳 : 1979年岐阜県瑞浪市生まれ。2022年広島大学大学院総合科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。専門は近代を中心とする書の芸術学。国立民族学博物館及び京都国立博物館事務官、続いて勝山城博物館及びあわら市郷土歴史資料館学芸員を経て、2023年より公益財団法人京都文化財団に奉職。京都芸術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Go Extreme

    伝統派と革新派 明治維新、伝統芸術評価のリセット 古い枠打ち砕く自由な人間意志の回復希求 行為する場としての書、 「伝統派」制作思想、禅との深い結びつき 「書は心画なり」仏心の現れ 無相の自己から生まれる生命の躍動 天地全相の表現、絶対的所観性 書者の人格が滲み出す「気韻」 読めて形良く意味わかる書 主客未分の状態からの制作 100回見れば100の姿、書の多角的評価 書いた人が偉いから書も偉いへの疑問 人生そのものが現れる個性 幽玄・気品・伝統派評価の軸 書の美、解釈範囲拡大への貢献 心理学・教育学視点

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items