藤田嗣治 手紙の森へ 集英社新書ヴィジュアル版

林洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210187
ISBN 10 : 4087210189
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

◆推薦◆
小栗康平氏
「本書は図版も多く見た目にも楽しいが、本当のところは藤田の画業の、隠された振幅の大きさを探っている」

奈良美智氏
「自らの言葉、他者の言葉、赤裸々な言葉の群れに、彼の人生がとめどなく紡ぎ出されていく。蓄積された時間の層が、言葉や絵となって動き出し幻燈のように点滅し始める。長いドラマを、ゆっくりと読むのだ」

◆内容◆
貴重な手紙を含む図版を百余点収録!

いとおしき人たちへの手紙でたどる フジタの内面世界

藤田嗣治は一九二〇年代のパリを拠点に、油彩画の本場ヨーロッパで勝負し、相応の成果を果たした最初の日本人美術家として知られます。画家の没後半世紀。彼が残した作品だけでなく、遺族の手元以外から、手紙の存在情報が明らかとなり、多くの書きもの=日記や手紙の存在が確認され、整理公開、復刻が進んでいます。彼から手紙をあてられた人が、もしくはその遺族や関係者が守っていたのです。
本書は生前の画家が書いた手紙をテーマとします。インクでぎっしり書かれた文字群には相手への思いのこもったイラストレーションも添えられることがしばしばで、こうした紙の上の「手しごと」を知ることが藤田の多面性の理解につながるのです。そして、いくつかの手紙は、彼の人生の「転機」の証言者となるはずです。
収録図版百余点。描く人の手紙の森へ、ようこそ。

*本書帯に「没後50年 藤田嗣治展」割引引換券
(本展覧会開催期間中のみ有効)が付いています。
2018年7月31日(火)〜10月8日(月・祝) 東京都美術館
2018年10月19日(金)〜12月16日(日) 京都国立近代美術館


◆目次◆
第一信 明治末の東京からはじまる
第二信 一九一〇年代の欧州から、日本の妻へ 
第三信 一九二〇年代のパリで
コラム1 明治十九年生まれのふたりの「文房具漫談」
 
    ―藤田と谷崎潤一郎
第四信 一九三〇年代 中南米彷徨から母国へ
コラム2 藤田と日記
第五信 太平洋戦争下の日本で―後続世代へ
第六信 敗戦の影―パリに戻るまでの四年半
第七信 フランク・シャーマンへの手紙―GHQ民生官との交流
終 信 最晩年の手記、自らにあてた手紙としての

◆著者略歴◆
林 洋子(はやし ようこ)
美術史家。文化庁芸術文化調査官。東京大学大学院修士課程修了。パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員、京都造形芸術大学准教授を経て現職。おもな著書に、『藤田嗣治 作品をひらく 旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会/二〇〇八年第三〇回サントリー学芸賞、二〇〇九年第二六回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞ほか受賞)、『藤田嗣治 手しごとの家』『藤田嗣治 本のしごと』(集英社新書ヴィジュアル版)などがある。

【著者紹介】
林洋子 : 美術史家。文化庁芸術文化調査官。東京大学大学院修士課程修了。パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員、京都造形芸術大学准教授を経て現職。おもな著書に、『藤田嗣治 作品をひらく―旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会/2008年第三〇回サントリー学芸賞、2009年第二六回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞ほか受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じょんじょん さん

    都美で開催されている『藤田嗣治展』、先日訪問したが、夏休み期間かつシルバーデーで開館時点で長蛇の入場待ち。断念して事後に読むつもりの本書を先に読むことに。藤田の経歴など不知だったので、とても勉強になりました。書簡を通して彼の生涯をトレースすることは伝記を読むのとは異なり生身の画家を感じます。彩色された絵が描かれた手紙はユーモアのある内容とあいまって、芸術家藤田の溢れる才能の発露です。5人の妻、挫折と栄光、戦犯扱いと祖国への失望、もろもろの感情が紙面から滲み出てきます。本書の著者の尽力に敬意と感謝です。

  • ウノチヨ さん

    掲載されているのはどれも素晴らしいけれど、戦後追われるように米国へ渡ってからの絵手紙がポップな感じで好きです。美術の高等教育を受け、陸軍軍医総監だった父を持ち、第一次大戦中「独仏の同世代の作家たちが母国のために積極的に出征してい」くのを目の当たりにした藤田嗣治にとって、作戦記録画を描くことは当たり前のノブレス・オブリージュだったんすかね。わかんないっすけど。他の本からの引用です、孫引きになりますが… 「戦争画をかいた事から藤田の悲劇が始まった等、私は別に私の悲劇とは思いません。

  • 量甘 さん

    藤田嗣治は、大変筆まめな人であった。そして、絵を描くことが本当に好きな人だったのだ、とあらためて思った。紹介されている絵手紙の絵は、ユーモラスで楽しい。とくに、フランク・シャーマン宛の手紙には、君代さんに会いたい気持ちが絵から溢れすぎて可笑しいくらい。藤田嗣治展が楽しみだ。

  • クサバナリスト さん

    先日みた『藤田嗣治展』の復習。

  • Acha さん

    昨秋、何気に没後50年の記念展を観てハマったフォウジタ。その人生をさらに覗き見た。 「戦争画をかいた事から藤田の悲劇は始まった等、私は別に自分の悲劇とは思いません。日本人として祖国を思う日本人がした丈のことです。した事に後悔もしてません。」 仏国籍を得て、フランスで生涯を終えたフォウジタが、死を目前に自分を研究する学生宛にしたためたその言葉に感じ入る。 …ついでに自分がいなくなってから遺るものに意義があるのか考えた。いや、偉人じゃないから考える必要もないわけだけど。一応。

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林洋子

美術史家。文化庁芸術文化調査官。1965年、京都市生れ。東京大学大学院修士課程修了。パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員、京都造形芸術大学准教授を経て現職。おもな著書に『藤田嗣治 作品をひらく―旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会/サントリー学芸賞、渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特

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