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戦没学徒林尹夫日記 わがいのち月明に燃ゆ 完全版 吉田山叢書

林尹夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866912622
ISBN 10 : 4866912626
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

学徒出陣により戦死した京大生、林尹夫は、三高時代から死の直前まで、日々の思いを4冊のノートに残していた。
1967年、「わがいのち月明に燃ゆ」と銘打たれ、筑摩書房より刊行された林の遺稿集は、戦後社会に大きな反響を呼んだが、遺稿の4分の1は編集過程でカットされ、掲載文にも一部改稿の手が加えられていた。
没後75年、彼の記した自己と世界史究明の努力、友情・セクシュアリティへの実直な思いを、澄みきった原文のままで現代の読者に届ける。


目次 : 第1部 ノート1・ノート2(第三高等学校(1942年9月以前)/ 京都帝国大学文学部(1942年9月〜1943年12月))/ 第2部 ノート3(武山海兵団(1943年12月19日〜1944年1月26日)/ 土浦海軍航空隊(1944年1月30日〜1944年5月23日)/ 大井海軍航空隊(1944年5月29日〜1944年7月14日))/ 第3部 ノート4昭和20年の断想(第八〇一航空隊―美保基地)/ 付記―筑摩書房版『わがいのち月明に燃ゆ』より

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Book Meter Reviews

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  • さゆう

    差し迫る死に人は自身の生の意味を与えることができるか。それも戦争に身を捧げること、平和な日常を生きる私達には想像もできない。学問に生きようと志したある学生の人生に、差し込む戦争の影。国策に疑問を抱きつつも、国家という強大な力に抗うことはできず、青年は文章をしたためる。ただひたすらに、心情を吐露しつづける。戦況の悪化を受け尹夫は自身の命の期限を悟り、国のために一学徒が身を以て捧げる意味を問い続けた。国民の苦悩を彼ら世代が一挙に抱え、死にゆく意味とは何か。彼は、新たな日本の建設の犠牲となることを宿命と捉えた。

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