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汀日記 若手はなしかの思索ノート

林家彦三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863855182
ISBN 10 : 4863855184
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東京郊外で暮らす若手噺家の2020年4月〜2021年5月の日々を綴った日記文学的思索集。

目次 : 汀日記序文/ 言葉の砌/ 雹i/ 「雨宿りノート」のはじめに/ 言葉における内野飛球/ 薄緑色の引き換え券/ 海上を渉る部屋/ 日々の露光/ 初台へ/ 朝の描出/ 棒つきのお菓子/ 万年筆/ 雨のあさくさ/ 雨宿りi/ 晴れて雲間/ 単純な願い/ 雨宿りii/ 真昼の海獣/ カルピス/ 踪跡のようなもの/ 帝國絲業旧工場跡地/ phosphorescence/ 活字の夢/ 夜の透明な微粒子/ 間に合わせ/ おまけつき/ 消去・チョーク・石/ 原画展/ 束の間の帰郷/ 氷室守/ そして、むくわれた日/ アイン、ビア、ビッテ/ 沈没船とアルバトロス/ 獺/ 冬の日の郷土史家/ 「風紋」回顧/ 令和誕生/ 雨宿りiii/ 冬籠り/ アルファベート/Somei−yoshino/ 迷路と現状/ 五月某日/ 文学見本市と二冊の本/ 雹ii/ この日々の終わりに/ 落語と文芸のみぎわで/ 付録 ちいさな赤いつながり/ 付録 俳句(『言葉の砌』より)/ 付録 単行本のためのあとがき

【著者紹介】
林家彦三 : 1990年、福島県生まれ。2015年、林家正雀に入門。現在、二ツ目。若手の落語家として日々を送りながら、文筆活動も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    著者である林家彦三さんは、ある落語会で高座を聞いた時に、二ツ目になったばかりなのに、妙な表現力があると思いました。他の噺家さんとは違う角度からの表現力だったと記憶しています。何度か小さな会へも行って、高座を聞いた時期もありました。それが、この日記に書かれている頃だと思います。日記と言うよりも日々徒然であり、それは文学を書くぞと言う型にはまっているなと思いました。これが意識した型でないことを願います。

  • ruki5894

    若手落語家さんが、少しだけ時代に逆らって生きたいという思いで日々の暮らしをスケッチしたもの。p64外国の方と思われる店員さんの話す「メトロノームのように間も音調も均一なその日本語は、ひとこと、ひと粒だって、まるで知らない国の言葉のようにうつくしかった。」私も同じ思いを抱いたことがあったのでわかるーわかるー

  • qoop

    緊急事態宣言中に二つ目となった、ベルンハルトを読むタイプの噺家(僕は二冊目読むことないだろう、たぶん)が綴った思索的/私小説的散文集。うつうつとしつつ軽みも含む文章からは、世の状況と著者の個性が噛み合わさった感が伝わって来るが、どうだろう。

  • タオルケット

    自分と同世代、コロナ禍で二つ目に昇進した噺家の言葉。なかなか癖はあるけど、落語好きとしては読んでおきたかったので最後までちゃんと読みました。後半にあった噺家口調の文章が新鮮で好きだった。読んでいる途中で前座時代の名前を知って、あ、この人まだ入りたての時に寄席で見たなぁと思い出した。あんなに初々しかった彼が、この文章を書いているのかと思うとまた感慨もあり。

  • r

    このくらいの分量を読んでみてそのひとの声がやっと聞こえてくる。日記はたのしい

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