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性の進化史 いまヒトの染色体で何が起きているのか 新潮選書

松田洋一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106038273
ISBN 10 : 4106038277
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

なぜ性は存在するのか? なぜヒトには雌雄同体がないのか? 性転換する生物の目的とは? 生き残るため驚くほど多様化した性のかたち。

【著者紹介】
松田洋一 : 1955年、三重県生れ。名古屋大学大学院生命農学研究科教授。名古屋大学大学院農学研究科修了(農学博士)。科学技術庁放射線医学総合研究所、米国ロズウェルパーク癌研究所研究員、名古屋大学助教授、北海道大学理学研究科教授(理学部附属動物染色体研究施設長)を経て、現職。魚類から哺乳類まで広く脊椎動物を対象として、ゲノム・染色体の進化研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    ヒトの男性が持つY染色体は劣化し続けており、600万年後になくなる。男性はいなくなるのか?極めてショッキングな発見から始まるストーリーは、性と生殖の関係、さまざまな性決定様式、性転換が起こる可能性、進化の分かれ目などなど、興味をそそられる内容が多く、一気読みでした。難解な内容をわかりやすい語り口で書いてくれており、私のような素人にも十分理解できました。ヒトのデフォルトは女性で、男性のY染色体はもともと弱いことなどを知ると、マッチョを目指す男の遺伝学的な悲哀を感じてしまいました。

  • TATA

    高校生の時分に生物の授業で習った減数分裂とか、性にまつわる遺伝子や染色体についてたっぷりと学べる一冊。こういう専門家による理系の本はとても好き。生物学がいかにしてここまでの進歩を経たか等、やはり学問に深く身を捧げた方の意見は素直に頷く箇所多し。特に性別の決定はその生物の遺伝メカニズムにも影響を与えうる。いつかの将来に人類の遺伝スキームも変わるかも。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。この辺りの自分の知識が中学生物くらいに後退してたので、復習であった。最近の中共が行うウイグル弾圧の狙いのひとつがヒトのES細胞集めだろう、と分かってしまって恐ろしい。中央アジアにはチンギス・ハーンの血統があるしなぁ(孔子の末裔はどうなんだろ)。▲「性」についての理解が深まった。ヒトの体細胞には雌雄がない。雌雄があるのは性腺組織。羊膜について。魚の卵には羊膜がない。羊膜があると、卵を陸に上げても乾燥しない。

  • 文章で飯を食う

    y染色体の消滅というセンセーショナルな話題をだしに、性染色体を解説した本。久しぶりにおもしろい本にであった。

  • 乱読家 護る会支持!

    男性だけが持つY染色体は、永い年月で傷つき、遺伝子情報はどんどん少なくなっている。あと500万年後には、男性はいなくなる。 一夫一妻制では、精子間競争という自然淘汰に晒されない事が、人の精子量の急激な減少に繋がっている。 ということは、日本のかつての風習であった「夜這い」は、強い種を選別し、子を育てれる経済的ある男を選ぶという、強い人類を残す仕組みやったようですね。 さて、人類が生き残るためには、乱婚の時代にもどるか、生殖補助技術に頼るか、遺伝子レベルでの治療をするか、、、、

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