Product Details
ISBN 10 : 4151400524
Content Description
坂にへばりつく家々が港を臨む、ある地方都市。職を失い、妻に捨てられた治と、その姪の優子。渇きや痛みを抱えた二人の共同生活を描く読売文学賞受賞作『夏の砂の上』。大水害で両親を失った三兄妹。淡々とした台詞から一夏の情景が浮かび上がる『坂の上の家』。台風が近づくある夕方、アパートの一室で暮らす夫婦の二人芝居『蝶のやうな私の郷愁』。日常の裂け目から、生と死、都市の記憶が滲みだす作家の初期作品3篇。
【著者紹介】
松田正隆 (劇作家) : 劇作家、演出家。1962年、長崎県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒業。90年、「時空劇場」を設立。97年に同劇団を解散後は、2003年より演劇の可能性を模索する集団「マレビトの会」を結成。12年より立教大学現代心理学部映像身体学科教授。『坂の上の家』(93)でOMS戯曲賞大賞、『海と日傘』(94)で岸田國士戯曲賞、『月の岬』(97)で読売演劇大賞最優秀作品賞、『夏の砂の上』(98)で読売文学賞戯曲・シナリオ賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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H2A
読了日:2022/11/09
kentaro mori
読了日:2022/10/27
どらいち
読了日:2025/07/25
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