絢爛たる流離 長篇ミステリー傑作選 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167697174
ISBN 10 : 4167697173
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
16cm,414p

商品説明

昭和初期、九州の炭鉱主が愛娘に買い与えたダイヤの指輪。3カラットのダイヤは、高度成長に沸く東京で、工事現場に働く少年のポケットを経て息をのむ結末を迎えるまで、次々と持ち主を変えて数奇な運命をたどる。戦前から戦後への昭和史を背景に、ダイヤの流離の裏にひそむ人間の不幸を描く12の連作推理小説。 解説・佐野洋

内容詳細

昭和初期、九州の炭鉱主が愛娘に買い与えたダイヤの指輪。3カラットのダイヤは、高度成長に沸く東京で、工事現場に働く少年のポケットを経て息をのむ結末を迎えるまで、次々と持ち主を変えて数奇な運命をたどる。戦前から戦後への昭和史を背景に、ダイヤの流離の裏にひそむ人間の不幸を描く12の連作推理小説。

【著者紹介】
松本清張 : 1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nozomi Masuko さん

    戦前から戦後への昭和史を背景に、ダイヤの流離の裏にひそむ人間の不幸を描く12の連作推理小説。ひさしぶりの松本作品。短編集も新鮮ではあるが、やっぱり長編をじっくり読みたいかな。

  • カタコッタ さん

    3カラットのダイヤの指輪は殺人事件を引き起こすのか。面白い発想で進んで行く連作。貴重なダイヤモンドの持ち主の履歴が分かっているとは知りませんでしたが次々と流離される指環 をめぐって引き起こされる殺人事件。軽く読め、時代の経過も感じられ、面白く読みました。第一話、市原悦子さんの『家政婦は見た』を思い起こさせる描写もあります。清張先生が原作だったらしいです。

  • miyatatsu さん

    途中からよくわからなくなってしまいました。

  • ヴァン さん

     ひとつのダイヤが次々と持ち主を替えて変遷していく過程で、その女性たちに訪れた運命を描く。重い昭和の戦前のムードは清張の得意とする領域。アメリカ映画でひとつの拳銃が持ち主を替えて事件を起こす、というのがあったことを思い出す。

  • rinrinkimkim さん

    面白かった!ダイヤは最後にとろけるなんてマツキヨのオチがうまいです。あと長靴をかぶせるのもひゃーそうきたか!と。犯人が捕まっていたらせいぜい20年で出てこられたのに、捕まらず完全犯罪になったがために別の事件(闘争)に巻き込まれてあっさり死んじゃう。刑事たちはどっちが得だったかと考えた。なんて終わり方もなんとも職人芸!本書は影武者だった人の本で紹介されていました。こういう方のおすすめ本は掘り出し物で人気のあった点と線とは違うけどスルメイカみたいに噛むほどに味わいが出て良かったです!

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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