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ISBN 10 : 4040825160
Content Description
バチカンによる終戦工作は、なぜ成功しなかったのか。
未公開だった新資料をバチカン研究の第一人者が解読。現れた衝撃の新事実の数々。
終戦前後の世界の動きが、ついに明らかとなる――。
■天皇制維持は、バチカンとアメリカが反共を貫くための作戦だった
■バチカンと日本の正式な国交樹立は、アメリカより40年も早かった。
■バチカンは、神道は宗教ではなく、日本の風俗習慣や文化とみなした。
■レーガンが核抑止から核廃絶へ向かったのは、バチカンの影響があった。
■スターリンは、日本と国交樹立するなら、ソ連ともするべきだというラブレターをバチカンへ送っていた。
■教皇ピウス12世はアイゼンハワーに対し、原爆投下は戦争犯罪であると明言した。
■バチカンは、シベリア抑留者の日本への帰還に手を貸したほか、アメリカの収容所に収容されていた南米の日系人の釈放や財産の返還を、該当地の政府やアメリカに要求した。
【目次】
はしがき 封印されていたバチカン文書の公開
序論 バチカンと日本の国交樹立
第一部 裕仁皇太子の教皇への謁見
第二部 満州事変、日中戦争、太平洋戦争、バチカンの終戦工作
第三部 戦後占領下政策期の日本とバチカン:民主主義回復とキリスト教
第四部 核兵器問題:日本とバチカン、そして米国との関係
おわりに
参考文献
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