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ロシア革命とソ連の世紀 5

松戸清裕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000282703
ISBN 10 : 4000282700
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロシア革命とソ連が同時代の世界に対して持ったアピール力の源泉は、社会主義だけでなく民族解放のスローガンにもあった。第5巻ではソ連を「多民族帝国」の一つとして位置づけ、その実験的な民族政策や諸民族の運動の展開をたどりつつ、それらが世界や近隣地域に与えた影響を論じる。さらに、遺産として旧ソ連諸国に引き継がれた複雑な民族問題・紛争を歴史的に理解する。

目次 : 総説 ユーラシア多民族帝国としてのロシア・ソ連/ 1 民族解放の夢と現実(ロシア・ムスリムの革命と「反革命」―「想像の帝国」との協力と闘い/ ソ連の民族政策の多面性―「民族自決」から強制移住まで/ ユダヤ人自治と反ユダヤ主義―国内外の政治的文脈の交差)/ 2 民族運動の国際化と革命ロシア(ロシア革命と朝鮮独立運動―現代韓国・北朝鮮の淵源/ カフカスの革命―国際政治に翻弄された民族自決/ 反帝国主義の帝国―イスラーム世界に連なるソヴィエト・ロシア)/ 3 ソ連解体と民族問題(ブレジネフ期連邦構成共和国の政治と民族の問題―クルグズスタンを事例として/ ペレストロイカと民族紛争―ナゴルノ=カラバフ紛争の事例/ バルト三国の独立再考―ソ連解体への道程/ 先住少数民族の権利と資源環境問題―ポスト社会主義ロシアへの一視角)

【著者紹介】
松戸清裕 : 1967年生。北海学園大学法学部教授。ソ連史

浅岡善治 : 1972年生。東北大学大学院文学研究科准教授。ロシア近現代史

池田嘉郎 : 1971年生。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。ロシア近現代史

宇山智彦 : 1967年生。北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。中央ユーラシア近現代史

中嶋毅 : 1960年生。首都大学東京大学院人文科学研究科教授。ロシア近現代史、在外ロシア史

松井康浩 : 1960年生。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。政治社会史、国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポルターガイスト

    1→2→4→5と読んできていちばん面白かったかも。そんな切り方ある?ってところからソ連を切られてる感じある。ロシア・ムスリムと二月革命,スターリンの民族政策の変化,ロシア・ユダヤ人,ロシア革命が朝鮮独立運動に与えた影響,ザカフカースとナゴルノ=カラバフ,イスラーム世界とソ連の連帯,バルト三国の独立再考など。

  • Motoshiман

    特に面白かったのはソ連のキルギス共和国の第一書記ウスバリエフとブレジネフ期の特徴の章。ウスバリエフの生涯をなぞるのはまるで小説を読んでいる気分だった。物語の舞台が数年後に消失するという不思議な小説だが。

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