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虚の聖域 梓凪子の調査報告書 祥伝社文庫

松嶋智左

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396350888
ISBN 10 : 4396350880
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

14歳の少年はなぜ死んだのか
転落死した甥の死の真相に迫る、《元警察官の女性調査員》。
母ひとり、子ひとり。ふたりの幸せを壊したのは――
《元警察官の著者》が描く、心抉るミステリー。
島田莊司選
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作
待望の文庫化

14歳の誕生日の二週間後、梓輝也は百貨店屋上から転落死した。梓凪子は葬儀の場で、姉であり輝也の母の未央子から、死の真相を調べてほしいと依頼される。遺書はないが、警察は自殺と判断していた。因縁を抱え警察を退職し、調査会社で探偵をする凪子は、困難な調査に乗り出す。訪れたのは、学校という名の聖域=B何かを?みかけたその時、凪子に魔手が迫る――。

【著者紹介】
松嶋智左 : 大阪府出身。元警察官、女性白バイ隊員。退職後小説執筆を始め、2005年に北日本文学賞、06年に織田作之助賞を受賞。17年、本作(応募時タイトル『魔手』)で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ナミのママ

    飛び降り自殺した14歳の少年。主人公の梓凪子は姉から「息子の輝也がどうして死んだか調べてちょうだい」と言われる。この謎解きをメインに元警官で現在探偵の凪子の過去、犬猿の中の姉、輝也の出世、閉ざされた学校、あらゆるものが詰め込まれている。主人公の凪子は読者の共感を得にくいキャラクターだと思う。それだけに入れ込まずにストーリーを楽しめた。 【第10回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞『魔手』改題】文庫化にて加筆修正

  • 重たいお話しでした…。次作も手元にあるが、こちらも重いのかしら、しばし置いておこう。

  • 練りようかん

    死の真相を調べてほしいと頼む姉の口撃が凄く、引き受ける主人公の胸中は複雑で、はじめから読ませるなと思った。こじらせた怒りがウソのように聴取は円滑。いじめ調査の学校対応、姪の打ち明け話がいい頃合いで主人公の仁義を引き出し、それによって人物理解が深まる設計。情報の欠片がかなりの数撒かれ想像力と好奇心をくすぐられる展開だが、特に楽しんだのは葉村やヴィクシリーズを彷彿させる文体。悪態も襲撃も容赦ない、悪意に輪っぱはかけられない、業が大渋滞の好みの世界観。第三作を見越しての文庫化なのか期待。まずは第二作に進む。

  • ブランノワール

    面白かったです

  • うさぎや

    デビュー作ながら凝った構成。「聖域」に隠された意味に驚かされる。

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