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南京戦・閉ざされた記憶を尋ねて 元兵士102人の証言

松岡環

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784505470
ISBN 10 : 4784505474
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan

Content Description

「南京大虐殺」を巡る重い、長い沈黙。元兵士らは、四年間に及ぶ市民の執念の聞き取り調査に、その口を開いた。開かれた記憶の扉。圧巻される生々しい告白。閉ざされた真実を白日の下に描き出した本著は、歴史を刻む記憶の遺産である。市民による聞き取り調査の記録。

目次 : 第1部 「南京大虐殺ホットライン」から元兵士の調査へ(記憶の「点」と「点」をつなぐ/ 語り出された南京戦の実状/ タブーと「武勇伝」のあいだ/ 「南京健忘症候群」)/ 第2部 南京大虐殺をめぐる背景(抹殺されようとしている南京大虐殺/ 軍隊用語解説)/ 第3部 証言(南京陥落直後―揚子江一帯での集団虐殺/ 南京陥落前後―城内や城門付近での虐殺/ 陥落後も続く集団虐殺/ 中国女性への性暴力/ 「徴発」と称する略奪、放火、強制労働)

【著者紹介】
松岡環 : 1947年生まれ、小学校教員。銘心会南京友好訪中団団長、南京大虐殺60ヵ年全国連絡会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kozy758

    南京戦での元日本軍兵士の証言集である。生々しい表現と人を人とも思わない扱いは恐ろしい。河が血で赤く染まるほどの虐殺である。平和が何よりである。元兵士の総括もさまざま。死体の写真もいつくかあるので、苦手な人にはお薦めできない。

  • 尾張こまき

    労作。後半の性暴力に関する証言のあたりは読むのが辛かった。自分が、娘が被害者だったら、息子が加害者だったら、これが人間なのか、行けばみんなこうなるのか、色んな思いが交錯しました。否定する人もいるでしょうけどこういう本を読んで(できれば本人から直に聞くのがいいんだろうけど)自分の頭でこれは本当だろうか、自分だったらどうする、って考える機会はあった方がいいと思います。「お国のために戦う」と「クーニャンの徴発」が、自分の中ではどうしてもつながらないんだが。男と女の間の深い深い溝を感じる。

  • 風見じじい

    きつい本だった。南京のの虐殺は中国人のプロパガンダだと言う人がたくさんいるが、以前NHKで放送された元兵士の証言や、本書の多くの証言を考えると、虐殺はなかった主張する人の意図を考えざるを得ない。恐らくインタビューした人の多くはすでに亡くなったしまっているかと思うが、後年改めて、伏字を外して、歴史的資料として出してほしい。

  • Koichi Mori

    南京戦に参加した兵士の証言記録集。オーラルヒストリーを後世に残すという意味では良い仕事をしていると思う。

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