人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの Epub選書

松尾豊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040800202
ISBN 10 : 4040800206
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
松尾豊 ,  
追加情報
:
264p;19

内容詳細

いま、将棋やクイズ番組など「人工知能vs人間」の戦いがあちこちで起こっている。
2014年の英オックスフォード大学の研究報告では、今後10年から20年ほどで、
人工知能を含むITの進化の影響によって、米国の702の職業のうち約半分が
失われる可能性があると述べている。

最先端の人工知能技術「ディープラーニング」をめぐっては、グーグルやフェイスブックなどが
数百億円規模の激しい投資・人材獲得合戦を展開。
一方で、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士や、実業家のイーロン・マスク、
ビル・ゲイツなどが、「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」との懸念を相次いで表明した。

そのテクノロジーは、ヒトを超える存在を生み出すのか。
人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。

▼ トップクラスの研究者が解きほぐす、「人工知能」の過去・現在・未来

ディープラーニングの特徴をひと言で言えば、コンピュータが人間のように
「気づき」を得るしくみのこと。
これまで「人工知能」と呼ばれていたものは、たとえ同じ計算を10万回やっても、
1回目と10万回目のやり方は基本的に同じで、「もっと早く計算できる方法」に
自ら気づけない。
コンピュータの計算能力は飛躍的に上がったが、それは根本解決ではないのだ。
しかし、その状況がディープラーニングによって革命的に変わる。

本書では、人工知能学会で編集委員長・倫理委員長なども歴任、日本トップクラスの
研究者の著者が、これまで人工知能研究が経てきた歴史的な試行錯誤を丁寧にたどり、
その未来像や起きうる問題までを指摘。
情報工学・電子工学や脳科学はもちろん、ウェブや哲学などの知見も盛り込み、
「いま人工知能ができること、できないこと、これからできるようになること」
をわかりやすく解説する。

なお、本書カバーには、ロボットと人間の共生を描いたアニメーション『イヴの時間』より、
ヒロインのアンドロイド「サミィ」のイラストを特別にお借りして掲載している。

【著者紹介】
松尾豊 : 東京大学大学院工学系研究科准教授。1997年、東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より産業技術総合研究所研究員。2005年よりスタンフォード大学客員研究員。2007年より現職。シンガポール国立大学客員准教授。専門分野は、人工知能、ウェブマイニング、ビッグデータ分析。人工知能学会からは論文賞(2002年)、創立20周年記念事業賞(2006年)、現場イノベーション賞(2011年)、功労賞(2013年)の各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    中々難しい話だったけど、コンピューターに学習させるのって難しい努力がいるんだなと知った。どんどん人工知能が出来て面白い事になったら、いいけどそんないい話はなさそうかな。

  • テンちゃん さん

    『松尾豊様、君は人工知能にあらゆる可能性を見いだし、私たちの生活を支えるパートナーになり得ることを予見させた』(○_○)!!『コンピュータが自主的にデータを集め、あらゆることを認識し自ら学習するシステムが構築されることで賢いものがつくり出される時代のとうらい』(^_^;)『不安はあるけれど前に進む事が大事』⇒『教育、医学、自動車、スマホ等、私たちの生活を支えるものばかり』(*^▽^*)『毎日が安全で健康で幸せな生活が送れるといいな』⇒『未来について考えさせてくれる大切な一冊』🌟("⌒∇⌒")4.8

  • Miyoshi Hirotaka さん

    科学技術の発達は今に始まったことではなく、その度になくなる仕事もあるが、代わりに新しい仕事が必ずできる。今のペースで人工知能が進歩を続ければ、金融・財務・税務系の仕事はほとんどなくなる。また、手続化し易い受発注、発送、受取などの業務もなくなる確率が高い。この変化は5年後から15年後に起きる。それ以降の人間の仕事は大局的でサンプル数の少ない、難しい判断の伴う業務やインタフェースは人間の方がいいという理由で残る仕事になる。これからの人間の教養や学力は知識量ではなく、生き方、価値観、創造性が重要視される。

  • Nobu A さん

    松尾豊著書初読。どの本か覚えていないが、読了の械翻訳関連本に言及されていた本書。15年刊行。今まで読まなかったのを恥じると同時に辿り着いた僥倖を嬉しく思う。啓蒙書。著者は東大大学院人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻教授。人工知能を平易な言葉で解説。と言っても所々難解。透徹な知見を窺わせる筆致。巷で耳目にする「ディープラーニング」を分かりやすく説明している点が目から鱗。「万人のための人工知能」を提唱。その為に研究者が噛み砕いて説明する必要があるし一般人ももっと理解する必要がある。今後は著者に注視。

  • kinkin さん

    人工知とは何かに始まりブームの推移とともに人工知能がどのように進化していったのか具体的な事例とともに解説されている。平易に書かれていてもやっぱり全て理解できないのは当たり前か、そのあたりはサラッと流した。本書にも書かれていた翻訳という仕事はまだ難しい領域ということだ。精度がよくなったとはいえトンチンカンな日本語が現れる翻訳。これが完璧にできるようになったら人工知能というものはかなり高度なものになったと思う。

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