Product Details
ISBN/Catalogue Number
:
ISBN 13 : 9784582769555
ISBN 10 : 4582769551
ISBN 10 : 4582769551
Format
:
Books
Release Date
:
October/2023
Content Description
仏教には釈迦が説いた厳しい戒律がある。それにもかかわらず、日本の仏教界には、中世にはすでに男色文化ができあがっていた。稚児をめぐって争い、失っては悲しみにくれ、戒律護持を誓っては、何度も破る―。荒れはてた仏教界で、「戒律復興」の声とともに立ちあがったのが、鎌倉新仏教の宗祖たちだった。戒と僧侶の「身体論」から見た、苦悩と変革の仏教史。
目次 : 第1章 持戒をめざした古代(なぜ戒律が必要となったのか/ 待たれていた鑑真と国立戒壇/ 延暦寺戒壇の成立)/ 第2章 破戒と男色の中世(守れなかった戒―宗性の場合/ 僧侶の間に広がった男色)/ 第3章 破戒と持戒のはざまで(中世日本に興った“宗教改革”/ 女性と成仏/ 戒律の復興を人々に広める/ 延暦寺系の戒律復興と親鸞)/ 第4章 近世以後の戒律復興
【著者紹介】
松尾剛次 : 1954年長崎県生まれ。日本中世史、宗教社会学専攻。山形大学名誉教授。東京大学大学院博士課程を経て、山形大学人文学部教授、東京大学特任教授(2004年度)、日本仏教綜合研究学会会長を歴任。1994年に東京大学文学博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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