伊丹十三選集 2 好きと嫌い

松家仁之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000281195
ISBN 10 : 4000281194
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
341p;19

内容詳細

スキ、キライ、スキ―物尽くしの末に現れるマヤカシ、マニアワセ、マガイモノを排し、正調を尊ぶ気構え。ユーモラスなイラストとあわせて愉しむ傑作エッセイ集。

目次 : 好きと嫌い/ ダンディズム/ 美味礼讃/ 呑む/ 運転/ 小咄/ 脱毛/ 猫

【著者紹介】
中村好文 : 1948年生まれ。建築家。武蔵野美術大学を卒業後、吉村順三設計事務所を経て独立。「一連の住宅作品」で吉田五十八賞。2007年、伊丹十三記念館を設計

池内万平 : 1975年生まれ。伊丹十三の次男。子役として「お葬式」「タンポポ」に出演。現在は一般企業に勤めるかたわら、ITM伊丹記念財団評議員、(株)伊丹プロダクション取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    好き嫌いを訊くことは、その人のキャラクターを知る術としてかなり有効なのではないか。好きだけでも、嫌いだけでもダメで、好き嫌いを訊くことが大切だ。なぜなら、好きなものと嫌いなものは、必ずしも対極にあるわけではなく、時に似たものであったりもして、その矛盾もまた、人の個性を形作っているように思うからだ。『伊丹十三選集』第二巻は、伊丹十三のそんな好き嫌いを書いたエッセイが収録されている。食べ物やファッション、行動様式等々にダメ出しする伊丹の、それは美学を知ることに繋がる。(つづく)

  • くさてる さん

    ほとんど既読だったのだけど、こういうかたちで読み直すとまた味わい深い。現在の目で見れば当たり前だったり、意外だったりする部分もあるけれど、この当時の伊丹十三という人の目から見れば、間違いがなかったわけで。とくに猫と料理に関する文章が素晴らしいです。

  • 冬佳彰 さん

    伊丹十三集では、いちばん好きな巻かな。「自分の嫌いなものをあれこれ考えるのはとても愉しいことです」って、おお、言い切ったな。昨今の、ポジティブなんたらとは逆行するが、大いに頷ける。この巻には、食事に関するエッセイも含まれていて、俺が笑っちゃったのは、「女連れ」という話。女性とごはんを食べに行って、「あたしジュースかコーラいただくわ」と言われたときにヘコむ話。まあ時代背景もあろうが(どこかの犯罪者ジャーナリストの話ではなく)、そうした甘々した飲み物ねえ、という感じはあるなあ。ヘコむ気持ちも分からなくもない。

  • ほし さん

    伊丹十三選集、2冊目の本書は「ヨーロッパ退屈日記」「女たちよ!」から多くが収録されているということで、初期伊丹エッセイに特徴的なキザでスノッブな雰囲気、薀蓄に溢れています。しかしそれが読んでいて不思議と不快でない、いや寧ろ愉快ですらあるのは、伊丹さん独特の筆致、そしてまさに「好きと嫌い」がハッキリしている態度からくるのではないでしょうか。「スパゲッティの正しい料理法」は伊丹さんのエッセイの中でも有名なものですが、パスタを日常的に食べるようになった今読んでも面白いものがあります。

  • kane_katu さん

    ★★★☆☆伊丹十三のエッセイは前からちょこちょことは読んでいたが、今回まとめて読むことができた。アボカドの話など、ものによってはかなり内容が古いのだが、現代においても、なるほどなと思うことは沢山あった。ファッションや料理に関するエッセイも良かったのだが、小咄が結構面白かった。新幹線のホームでの話が特に好きだったな。

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人物・団体紹介

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松家仁之

1958年、東京生まれ。編集者を経て、2012年に発表した長編小説『火山のふもとで』第六十四回読売文学賞を受賞。2018年『光の犬』で第六十八回芸術選奨文部科学大臣賞、第六回河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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