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春を待つ

松下隆一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569848112
ISBN 10 : 4569848117
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

愛する息子を喪い、未来をなくした夫婦は悲しみの果てに離別。平和だった家族は崩壊した。それから数年を経た命日の前日、夫は過去を忘れるために、息子の骨壼を抱え、心が凍てつき暗い家に引きこもる妻を訪ねる。だがその途上、夫は実の両親を亡くした少年と出会い、妻の家に一緒に泊まることに。その日から心に仄かな灯が生まれた…。

【著者紹介】
松下隆一 : 1964年、兵庫県生まれ。京都の松竹撮影所内にあった伝説の「KYOTO映画塾」を卒業後、脚本家になる。『二人ノ世界』が第10回日本シナリオ大賞佳作入選。「もう森へは行かない」で第1回京都文学賞最優秀賞受賞。同作は『羅城門に啼く』と改題され新潮社から刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    インスタで見かけた作品で手にとりました。幼い息子をある日、突然交通事故で亡くし、失意に明け暮れ、そのまま別れるコトになった一組の夫婦。夫が「このままではいけない」と納骨をするために息子の命日前日に別れた妻の元へ向かう途中、一人の少年と出会い、ふとしたコトから少年と共に別れた妻の家に一緒に泊まるコトに。失くした息子のコトを忘れられずにいる妻の描写が痛々しくもあり、苦しくリアルで胸をうちます。出会った少年とのやりとりが少しずつではありながらも、別れた二人の溝をうめていく展開に涙が止まらず、ステキな作品でした。

  • ゆのん

    仕事の日は職場に着いたから読書し、昼休憩に読書するのが日課であり、同僚も上司も周知のこと。朝、職場で読み始めた本作。50分程読んだ私は泣き顔で仕事。昼休憩も号泣。やっとの思いで帰宅し夕飯を作りながら続きを読む。泣いて泣いて泣きまくりながら夕飯作り終了。本作も読了。幼い息子を亡くした父親の想い、母親の想い、2人が出逢った少年の想い。感想を書いているだけでまた泣けてくる。

  • はつばあば

    これだけ盛り沢山の問題定義の本、本当に春は来るのでしょうか。家族って所詮は他人の集合体。そこに血のわけた身内なるものが、当たり前のように年端もいかない子供の世話になったり、虐待をする。その上災害にあった人達に対する世間の冷たい視線等々。少子化なんて随分前から言われていた事。今更火のついたように騒ぎ立てるやなんてどれだけ政治家が自分達のアホを曝しているのかわからんのでしょうか!。政治家が胡散臭い事をしている時に限って地震が起こる・・。AIもええけれどマイナンバーカード・・どれだけの詐欺師やねんと怒りの婆です

  • ちゃとら

    【図書館本】読メで知った作品、初めての作家さん。両親を新潟水俣病で亡くし、大学時代から付き合っていた彼女と家庭を持ったが子供が8歳になった時に交通事故にあい死んでしまう。家庭は崩壊し、亡き息子の納骨のために元妻の元を訪れる時に偶然出会った少年。津波で家族を壊され、義父に虐待されていた。これでもかという負の連鎖。ただ少年は素直で真っ直ぐに生きようとしている。温かい物語のはずなのに、なぜか私にはザラザラとした後味の悪さを感じた。

  • Roko

    光永は子どもを無くしたのをきっかけに離婚してひとりで暮らしています。久しぶりに別れた妻に会うために会津若松にやって来ました。駅を出てから寄り道をしていたところで、ひとりで歩いている少年、健介に出会います。3人は家族のような暮らしを始めました。お互いを必要としているのがわかるから、このままウソをつき続けられないかと悩むのは切ないですね。どうしていいのか分からない3人のことを思うと、切なくて仕方ないのです。#NetGalleyJP 

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