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カトリと眠れる石の街

東曜太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065284360
ISBN 10 : 4065284368
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀後半のエディンバラを舞台に、少女ふたりが謎を解きあかすミステリー!「私さ、あのドクターの手帳を盗もうと考えているの」「手帳?ドクターの?なんで?」カトリは答えた。なんでそれをわたしに言うんだ、という質問も頭に浮かんでいたが、言葉が口の中で渋滞を起こして出てこなかった。「だ・か・ら、あの手帳に書かれている情報をもとに、この街で流行している眠り病の原因を探すの」第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞!

【著者紹介】
東曜太郎 : 1992年生まれ。千葉県出身。一橋大学社会学部卒業。エディンバラ大学国際関係専攻博士課程修了。「カトリとまどろむ石の海」で第62回講談社児童文学新人賞佳作に入選。改題・改稿した本作がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    翻訳書と見違えるほど、空気がそのまま1885年のエディンバラに思える。ロンドンのシャーロック・ホームズと同時代に、北の都市に誕生した二人の少女探偵。不思議な眠り病の原因を探ろうとする、カトリとリズ、それぞれの動機に切ないものがあるので、物語から目が離せなくなる。後半は読むスピードもついつい上がったが、ゆっくり読んだら、もっとディテールを楽しめたと思う。作者がよほど現地に詳しいのか、すみずみまで、本当にその時代に自分がいるように感じた。こんなに自然に感じられるようには、なかなか書けないだろう。よかった。

  • はる

    19世紀のスコットランド、エディンバラ。金物屋の娘カトリと裕福な法律家の娘リズ。性格も階級も異なる二人が、街で流行る謎の病気「眠り病」の謎を追う。当時のエディンバラの雰囲気が濃厚に漂うストーリーは日本人離れしているし、読みやすくテンポのいい展開は新人とは思えない。カトリとリズ、そしてカトリの養母のエリーなど登場人物も魅力的。真相はあまり好みのものではなかったが、ハラハラする展開からの爽やかなエンディング。面白かった。これからが楽しみな作家さん。

  • がらくたどん

    児童書ならではの親しみやすさでまさかの英国黒歴史体験♪舞台は19世紀エディンバラの旧市街。金物屋の養女カトリは養父の「眠り病」を心配しつつ今日も元気に職人仕事を手伝ったり学校に通ったり。偶然出会った同じく「眠り病」の父を持つ新市街のお嬢様リズに巻き込まれ、蔓延する病気の謎を探ることに。街を走り集めた情報は、かつてペストの流行で下層階級市民ごと封鎖された地下都市へと彼女達を導く。そこに謎の答えはあるのか?大事な家族は病気から快復できるのか?エディンバラ大学で学んだ作者のデビュー作は往年の英児童読物の香りだ♪

  • yutan2278

    舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。患者が発生するタイミングを調べ、街の歴史を紐解きながら、眠り病の原因を探しもとめるふたり。そのうち、旧市街が隠している「大きな秘密」がわかってきて……。 児童書なのでサクサクと読めました。そして面白い!たまには児童書もよいものです。

  • Nyah

    カトリ[カトリアナ]は旧市街の金物屋の娘。リズ[エリザベス]は新市街のお嬢さま。この二人の少女が手を組む探偵団。舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。リズの父とカトリの養父もかかった眠り病。二人は街に蔓延する病の原因を調べ、医者の手帳を盗み読んだりして、原因が旧市街にある仮説をたて調査していく。お転婆どころではないやたら活発な二人の冒険と知的推理が面白い。カトリが【原因】を究明した後に協力してくれた博物館のハミルトン先生に報告に行き将来も見えてきて良い読後感でした。

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