Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• アルカリオン

  読了日：2021/07/07

  小野塚知二氏による第1次世界大戦の解説が圧巻▼19世紀末には各国に議会制民主主義が台頭し、国民世論が出てきた。そこで、それ以前の絶対王政の統治下では必要のなかった民意の統合が政権維持にとって重要課題となった▼政治家は、国外に敵を捏造してナショナリズムをあおることが効果的な手段だと考え、実行した。しかし、想定を遥かに超える戦禍に直面した国民のナショナリズムは暴走する。「和平のために妥協する」などと言うと政治生命が終わるかもしれないという状況になり、政治家とナショナリズムの主従が逆転してしまった。

• coldsurgeon

  読了日：2014/05/25

  Designというのは、分析に対して、integration（統合）の作業である。分析するという思考から、組み立てるという思考へ変えることから、多様な事象から普遍性を探ることができる。わかっていないことは何であり、それにどうアプローチしようとしているのかが重要だ。異なった分野でのトップの研究者へのインタビューという形をとったものだが、とても刺激的だった。

• yyhhyy

  読了日：2018/07/15

  様々な研究者へのインタビュー集。テーマはデザインする思考力ということだが、それに対する明確な回答があるというよりも、色々な人の試行錯誤の中にヒントを探る、という形式。個人的には電子顕微鏡の部屋という「場」の話が響いた。

• haru

  読了日：2024/07/30

  ★3/5 難しすぎてなかなか進まずだったけど、イスラム教の話は、宗教ごとの価値観を全く知らなかったのでここまでコーランが絶対的な存在なのかと学びになった。一神教が世界の中ではマジョリティな中で、宗教についてほぼ考えたことがない自分が世界の人々のことを簡単に理解できると思わないようにせねばと思った。 理系出身だけどこういう教養本だと文系っぽい話のほうが理解しやすいなあと少し情けなくなった。

• Kazyury

  読了日：2018/10/06

  東大EMPの教授陣へのインタビュー集。インタビュイーは様々な領域から選定されているが、著者（インタビュアー）の興味は一貫して「アナリシスからデザイン」にある様子。 読者の側の不明だとは思うが、個々のインタビュイーの話は面白いにもかかわらず、全体を通読してインタビュアーの主題が浮かび上がってくる様は見つけられなかった。 なお、本書とは全く関係無いのだが、アナリシスとデザインが互いに補完する構図はわかるのだが、エンジニアリング（や進行基準）の世界との馴染みの悪さに思い至ってしまった...。

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