生き物と匂い・フェロモンの事典

個々の生物種の嗅覚・フェロモンのメカニズムから感覚器，生態・進化的背景，利用のされ方まで，生物と匂い・フェロモンのかかわりを幅広く取り上げる，項目読み切り形式で解説する事典。〔内容〕匂い・フェロモンの定義と役割／嗅覚受容メカニズム／生物各論／匂い・フェロモンの作用／ヒト

【主な目次】
1章：匂い・フェロモンの定義と役割〔匂いとは／フェロモンとは／匂い・フェロモンの役割〕
2章：嗅覚受容メカニズム〔感覚器（鼻腔・嗅上皮）の構造／受容体／情報変換機構／識別の仕組み（感覚神経）／嗅覚中枢〕
3章：生物各論〔菌類／線虫／昆虫／魚／両生類／爬虫類／哺乳類／ヒト以外の霊長類／植物〕
4章：匂い・フェロモンの作用〔行動への影響／自律神経系への影響／内分泌への影響〕
5章：ヒト〔ヒトの嗅覚／ヒトの体臭／生活における匂いとの関わり〕

【著者紹介】
東原和成 : １９９３年ニューヨーク州立大学Ｓｔｏｎｙ　Ｂｒｏｏｋ校化学科博士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。Ｐｈ．Ｄ．

新村芳人 : １９９９年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、宮崎大学農学部教授。博士（理学）

吉原良浩 : １９８９年京都大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、理化学研究所脳神経科学研究センター副センター長。薬学博士

横須賀誠 : １９９５年岐阜大学大学院連合獣医学研究科博士課程修了。現在、日本獣医生命科学大学獣医学部教授。博士（獣医学）

菊水健史 : １９９４年東京大学農学部獣医学科卒業。現在、麻布大学獣医学部教授。博士（獣医学）

岡本雅子 : １９９８年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。博士（農学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）