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霧桜に眠る教室で、もう一度だけ彼女に会いたい 富士見ファンタジア文庫

来生直紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040750354
ISBN 10 : 4040750357
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

霧宮澄御架―この高校を襲った怪奇現象に立ち向かった英雄とも言うべき美少女。一年前、突如として生徒たちの日常を崩壊させた“青春虚構具現症”―級友が引き起こす非現実的な現象を前に、俺・神波社は彼女の相棒として奔走した…進級直前、白い桜の舞い込む教室で、澄御架が命を落とすまで。二年生となった俺は、彼女を喪った空虚感を拭えぬまま、無難に日々をやり過ごしていた。だが、そんなある日、クラスで『消える女子生徒』がいるとの噂を耳にする。それは一年前と同じ、平穏な毎日が失われるはじまりだった―なぁ、霧宮。教えてくれ。お前のいない教室で、誰がその跡を継げばいい?

【著者紹介】
来生直紀 : 第24回ファンタジア大賞“銀賞”受賞にてデビュー。宮城県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    高校を襲った怪奇現象に立ち向かい、その意志を遺して死んだ少女・霧宮澄御架。二年生に進級しても空虚感を拭えぬまま日々をやり過ごしていた元相棒の神波社が、不思議な噂を耳にする青春ミステリ。級友が引き起こす《青春虚構具現症》が再び発生するようになり、澄御架を知る転校生の九十九里閑莉とともに、消える女子生徒の謎、去年も社とクラスメイトだった少女の片想い、そして英雄がいない教室の異変に挑む社。澄御架との過去も掘り下げながら、少女たちの葛藤を辿り着いて真摯に向き合い、受け止めてゆくそれぞれの結末が印象的な物語でした。

  • まっさん

    ★★★ とある高校の一クラスを限定して襲う怪奇現象〈青春虚構具現症〉。度々発生するその現象に立ち向かい、数多の活躍を見せた少女・霧宮澄御架は進級を間近に命を散らしてしまう。そんな彼女の相棒として奔走した神波社は、二年生となったある日再び青春虚構具現症を目にする事に。一クラスを限定とした現象であったそれが再び発生する理由とは、そもそも青春虚構具現症とは一体なんなのか。そして霧宮澄御架の死の真相とは…これは一人の少年が再び困難に立ち向かうお話… 割と好みの作品でした。全般的にSF作品が合わない事が多い私→

  • サキイカスルメ

    学校で起こる不思議現象を解決していく+人の気持ちに近づくという要素が良い。青春虚構具現症を引き起こすのが、少年少女の無意識化の願いや想いというのが、とても好き。恋する乙女の切なさが大好きなので、翼ちゃんのエピソードが非常に好み。翼ちゃんメインヒロイン……いや、メインヒロインじゃないから輝く子なんだよな、わかってる。「私はあの子の隣にいたあなたを好きになったんだった。あの子を特別に思うあなただから好き」とか切なすぎないか!?好き!!語られていない疑問点が残されてるので続くのかなと思いました。

  • TERU

    この高校を襲った怪奇現象に立ち向かった英雄とも言うべき少女がいた。 一年前、俺は彼女の相棒として、生徒たちの日常を取り戻すべく奔走した...進級直前、白い桜の舞い込む教室で、彼女がが命を落とすその時までーー。 なぁ、お前のいない教室で、誰がその跡を継げばいい? 本作は学校で起こる不思議現象を解決していく王道な青春SF作品。突然ワープする少女、無意識に盗む少女、個々の深層心理にある根源的願望に起因して起こる不可思議現象。その原因を解明していく過程は凄くミステリしていて面白い。

  • 真白優樹

    かつて青春の情動が不思議な事件を起こしていた学校で、事件を解決した英雄の相棒だった少年がとある出会いを機に再び事件に挑む物語。―――桜に沈む記憶の中、会いたい心は君を呼ぶ。 少し不思議な異能系事件を解決していくミステリでありながらも、ヒロインに思いをはせる切なさがある物語であり、胸を焦がすような切なさがあって、見所が多い物語である。再び巻き起こる事件、英雄はおらず。けれど誰しもがその後を継げる。果たして少年は遺された者として、新に起きる事件を解決することは出来るのか。 次巻も須らく期待であるべし。

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