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映画はいつも「眺めのいい部屋」20 政治学者のシネマ・エッセイ 叢書・知を究める

村田晃嗣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623093946
ISBN 10 : 4623093948
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画をあまり見ていない読者へ向けて、政治との関わりを手掛かりに映画の楽しさと奥深さを伝える。新旧の映画を織り交ぜ、権力と反権力の関係、家族や宗教、そしてスポーツも含めた社会、日米の銀幕を彩ったエピソードから世界を見通す。国際政治学者だからこそ描ける世界感、とびきり痛快な映画論。

目次 : 第1部 権力と反権力(権力の群像/ 抵抗と犠牲者/ 権力と抵抗の狭間 ほか)/ 第2部 映画の映し出す社会(家族の意味/ 神話と聖書が著すもの/ スポーツに漲るエネルギー)/ 第3部 銀幕の裏表(日本映画烈々/ ハリウッドの虚実/ 警世と夢想のSF映画)

【著者紹介】
村田晃嗣 : 1964年生まれ。1995年神戸大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位修得退学。1998年博士(政治学)。現在、同志社大学法学部政治学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ミネルヴァ書房の月刊誌『究』に連載されていた、政治学者のシネマ・エッセイ。テーマ別に映画をとりあげ、海外と日本の作品を比較する。わたしはふだんあまり映画を観ない。本書はむしろそうした映画をあまり観ない読者を対象としている。とても勉強になる映画批評だった。特に、ホロコーストを直接・間接に描いた映画に興味をひかれた。知っている/読んだことのある小説がたくさん映像化され、評価を得ていることも知った。政治の話だけでなく、人生や社会の悲哀、人間の内面的な脆さを描いた映画も紹介されていてよかった。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    第1章の1「映画の中の大統領」で、「この作品(『パンケーキを毒見する』は、メディアによる権力批判の重要性を訴えている。その点は首肯できるが、社会は権力行使なしには機能しえないのだから、メディアは権力を適正に評価し、時には支援する必要もあろう。まして、メディアも巨大な権力だという自覚を欠いてはいけない」と書いていて、そうだよなあ、と。また「権力の『本音』を一知半解に説くよりも、権力を笑い飛ばし風刺するところにこそ、映画の真骨頂があるような気がする」と言うのは御意。

  • 植木

    同志社大学法学部の学生は日本外交論でブックレポートが課されるため嫌でも買わされます。執筆の意図が検討もつかず、感想として書ける内容が見当たらないため、多くの学生が苦戦しています。飛び抜けた想像力を手に入れ現代文の成績を上げたい方にはおすすめの本です。

  • Yasuyuki Kobayashi

    映画ファンにとっては堪らない良書である。 年代、邦洋問わず全てにわたって細かく考察されていて 映画事典としても応用できる書籍。

  • Go Extreme

    権力と反権力 権力の群像: 大統領 君主たち 三人のイギリス女性像 抵抗と犠牲者: ホロコースト 文明と野蛮 反政府運動指導者たち 権力と抵抗の狭間: 権力者と芸術家 天才科学者 裁判 小国の悲哀と輝き: アイルランド キューバ 映画の映し出す社会 家族の意味: 老人と老い 不治の病 親子 執事と女中 近親相姦 神話と聖書が著すもの スポーツに漲るエネルギー 銀幕の裏表 日本映画烈々 ハリウッドの虚実: リメイク映 米アカデミー賞 警世と夢想のSF映画: ゴジラ再来 映画の中の近未来 SF映画今昔記

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