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幕末の下級武士はなぜイギリスに骨を埋めたのか

村田寿美

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396615321
ISBN 10 : 4396615329
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan

Content Description

英国ブライトン在住の著者が偶然発見した古い教会の記録。そこには幕末、曲芸一座の一員として江戸からロンドンに渡り、最後は教会守として生涯を閉じた日本人の名が書かれていた。武蔵の下級武士出身の曲芸師、ジョン・近藤筆吉。19世紀ヨーロッパを席巻した「ジャポニズム」の流行は、彼ら曲芸師たちが引き起こしたものだった。英国中くまなく巡業した曲芸一座の足取り、知られざる日本人村の存在など、当時の国勢調査記録と現地新聞の丹念な調査により、知られざる日英公流が浮かび上がる!

目次 : プロローグ(100年以上前の日本人・フデと出会い/ 筆吉は曲芸団の一員として英国にやってきた ほか)/ 第1章 三組の日本人芸人一座(渡航者に渡された三カ条の掟書き/ 帝国日本人一座、アメリカへ ほか)/ 第2章 曲芸師たちが生活した日本人村(タナカーブヒクロサンという謎の人物/ 曲芸の特訓か、幼児虐待か ほか)/ 第3章 日本との決別(筆吉の妻は未婚の母だった/ 深刻な社会問題となった私生児の育児 ほか)/ 第4章 1885年ナイツブリッジの奇跡(世界への扉、万国博覧会/ ウィーン万国博覧会では日本村の展示が大評判に ほか)/ 第5章 ブライトンの下級武士(筆吉は日本で何をしていたのか/ 武士は生活に苦しんでいた ほか)/ エピローグ(日本での情報はほとんどつかめなかった/ ある下級武士の一生)

【著者紹介】
村田寿美 : 1949年(昭和24年)、兵庫県相生市生まれ。歴史研究家。上智大学卒。英国ブライトン大学大学院歴史文化学科卒。専門はトマス・グラバーと日英貿易の研究。シティーカレッジ・ブライトン・アンド・ホープ、サセックス大学などに勤務。2013年に英国永住権取得。ロンドンのジャパン・ソサエティー・ジャーナルなどに寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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