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奈良には歌があふれてる おさんぽ万葉集 平城 春日 葛城 山辺の道 泊瀬 忍阪 飛鳥

村田右富実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784908443169
ISBN 10 : 4908443165
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

万葉歌と一緒に歩くと、遙かな古代が目の前にひろがってくる。村田せんせいが案内する奈良は、一味違う。マジメな話から、ちょっとコミカルなエピソード、そして古代人に思いを馳せる心情まで。読んで楽しく、歩いて納得、万葉好きにもおさんぽ好きにも持っておいてほしい一冊です。

目次 : 1 宮と京を経て、異境の入り口・奈良山まで―平城/ 2 高円、若草山…高みから一望し、また野遊びもする―春日/ 3 古えにつづく道をひたすら登り、ひたすら降る―葛城/ 4 今日はどのルート?何度歩いても楽しみがある―山辺の道/ 5 積み重なる時間を歩き、「泊瀬の桧原」を思う―泊瀬/ 6 万葉の気配ただよう、静かなる伝承の地―忍阪/ 7 ゆったり、のんびり想像力をたずさえて―飛鳥/ 8 自転車での欲張りコースでも眼差しはおだやかに―飛鳥(自転車)

【著者紹介】
村田右富実 : 1962年、北海道生まれ。関西大学教授。上代日本文学専攻。博士(文学)。上代文学、とりわけ『万葉集』を中心として、和歌の成立などを研究テーマとする。主著『柿本人麻呂と和歌史』(和泉書院、上代文学会賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅてふぁん

    この本を片手に飛鳥とその周辺を散策する。石上神宮、大神神社、長谷寺に鳥谷口古墳…何と言っても一番は‘飛鳥正宮’跡地。たくさんの万葉歌碑を見て来たけれど、そこに建つ志貴皇子の歌碑が跡地の風景と共に一番印象に残った。古代に思いを馳せた、というと聞こえはいいけれど、実際には妄想が暴走した密度の濃い旅だった(*^▽^*)「婇女乃 袖吹反 明日香風 京都乎遠見 無用尓布久/万葉集巻1-51」

  • よこたん

    “石の間隔から塔や寺が立ち上がる。原っぱには荘厳な飛鳥正宮の姿が浮かぶ。ただ、全ては心の中。” 今はもう何もない場所で、かつてあったであろう建物や、景色に思いをはせてみる。万葉の歌を訪ね歩く旅というより散歩・散策の気軽さがいい。飛鳥・春日・葛城・山辺の道…京都のようなきらびやかさはないが、素朴で自然豊かでのんびりした気持ちになれる奈良はよいところ。「あおによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり」「東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」大好きな歌も載っていて嬉しい。

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