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藤原定家

村尾誠一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305706119
ISBN 10 : 4305706113
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の歌の歴史に大きな足跡を残した代表的歌人の秀歌を、堪能できるように編んだ初めてのアンソロジー。本書は鎌倉時代の歌人・藤原定家の歌を50首掲載。定家の文学者としての生涯を辿れるように構成。

【著者紹介】
村尾誠一 : 1955年東京都生。東京大学大学院修了。博士(文学)。現在、東京外国語大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    定家の歌が50首。もはや壮観である。いずれをNo.1とすべきか大いに迷うところ。 『百人一首』は「来ぬ人をまつほの浦の…」を採るが、これは承服しかねるところ。では、新古今三夕歌「見渡せば花も紅葉も…」か、あるいは「さむしろや待つ夜の…」、「年も経ぬ祈る契りは…」、「ゆきなやむ牛のあゆみに…」、「大空は梅のにほひに…」、「霜まよふ空にしをれし…」、さらには「春の夜の夢の浮橋…」か。もうかくほどに迷いに迷うのである。しかも、この傾向は年々重症化してゆくようだ。定家こそはまさしく日本歌壇史上最高の歌人である。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #藤原定家 #和歌 #短歌 桜花またたちならぶ物ぞなき誰まがへけん峰の白雲 #返歌 桜花並ぶ歌々白雲と遠巻きにする峰の麓で #説明歌 勝負まけ力みすぎとの評価あり時代とともに環境変化 #古今和歌集 春歌上五十九 #紀貫之 桜花咲きにけらしなあしひきの山の峡より思ゆる白雲

  • しゅてふぁん

    平成最後の一冊は藤原定家。様々な古典を書写し後世に遺した歌人定家は私にとって古典のラスボス的存在。あぁ、すごくスマートな詠み振りだ。洗練されていて読み易く(解り易くはないけれど)、すっと心に入ってくる。さすが巨匠、貫禄あります。「黒髪の乱れもしらずうち臥せばまづかきやりし人ぞ恋ひしき/後拾遺和歌集/恋3/755/和泉式部」⇒「かきやりしその黒髪のすぢごとにうちふすほどは面影ぞたつ/新古今和歌集/恋歌5/1390」定家の本歌取りは秀逸。この二首は照応していて艶っぽくて好きだなぁ。

  • クラムボン

    新書『明月記の世界』を読み終えて、さて次は定家の歌だ!と意気込んだものの、定家を詠むには早すぎました。「古今和歌集」以来すでに 三百年近い歴史がある。ここで紹介された50首の多くは、本歌取りや古歌、伊勢物語、源氏物語を踏まえて作られている。…であるので、これらを知らないと面白くはない。そして定家は難解な歌が多いらしい。与えられた兼題から、歌人は様々に仮託して技巧を凝らし 詩的世界を構築する。心情の吐露は例外のようだ。定家など新古今の歌の理解には、感性より古歌をどれだけ知っているかが肝心のようだ。

  • frosty

    レポートのために読んだ一冊。今まで定家と聴いても、百人一首しか思いつかなかったけれど、百人一首を作ったこと以外にも、いろいろと活躍されている。それともう一つ、和歌がらみで、てっきり平安朝の人だと思っていたけれど、活躍したのは鎌倉時代初期だった、ビックリ\(◎o◎)/!知りたかった情報はそこまで載っていなかったけれど、定家の和歌を知ることができたのは、「ちはやふる」かぶれで和歌好きの私にはうれしかった☆個人的には、もう少し定家の事を深く知ってからレポートを書きたいものだけれど他にもやりたいことがたくさん…

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