すぐそこにある希望 すべての男は消耗品である。 Vol.9 幻冬舎文庫

村上龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344414709
ISBN 10 : 4344414705
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
16cm,156p

商品説明

キューババンドの圧倒的な表現力に触れ、社会に曼延する想像力の欠如について思いを馳せる。蟹を食べに行った上海で、文学や音楽における「微妙な差異」を考える。『シンドラーのリスト』を観て、ヒューマニズムの矛盾を突く─。日々の体験が、村上龍の思考を刺激する。規範ではなく戦略としての「生き方」を見つめ直す24章。

内容詳細

キューババンドの圧倒的な表現力に触れ、社会に曼延する想像力の欠如について思いを馳せる。蟹を食べに行った上海で、文学や音楽における「微妙な差異」を考える。『シンドラーのリスト』を観て、ヒューマニズムの矛盾を突く―。日々の体験が、村上龍の思考を刺激する。規範ではなく戦略としての「生き方」を見つめ直す24章。

目次 : クール・ビスと経済制裁/ 貧乏な老人はどう生きればいいのか/ 北朝鮮コマンドの「文脈の断片」/ 「この程度」の外交能力/ 現代を象徴するキーワードは「趣味」/ 「微妙な違い」が差異のすべて/ 「戦争概念」の変化/ ライブドア事件と大手既成メディア/ 民主党と永田元議員の悪夢/ 大手既成メディアが滅亡する日/ 攻撃とリスク(ドイツW杯1)/ 惨敗は洗練と閉塞の象徴(ドイツW杯2)/ 北朝鮮のミサイルで大騒ぎ/ 日本はハワイを買えばよかった/ レバノン侵攻より梅雨明けが重要なのか/ 北朝鮮が核実験をした、らしい/ ソウル明洞の屋台で考えたこと/ 国家と個人の優先事項/ 『半島を出よ』の亡霊のような影響力/ 「もっと多く救えたはずだ」とシンドラーは…/ 不祥事で、会社経営者はなぜペコペコ謝るのか/ 「NO」にあたる否定語がない日本/ 「どう生きるのか」という問いのない社会

【著者紹介】
村上龍 : 1952年長崎県生まれ。76年「限りなく透明に近いブルー」で第七五回芥川賞受賞。「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞、「半島を出よ」では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    このシリーズはほぼ全部読破しましたが今回も北朝鮮問題、いじめ自殺、ホームレス、サッカーと多岐にわたり強烈なメッセージを読者に与えてる、村上龍のエッセイの魅力はぶれない、一貫性がある、そして解りやすく迫力のあるメッセージである。

  • 冬木楼 fuyukirou さん

    すべての男は消耗品であるシリーズエッセイvol.9 2005年6月〜2007年5月「たぶん伝わらないけど言い続けることが必要じゃないだろうか」 村上龍の言いたいことは一貫していると思う。あいまいに見過ごしてしまうことに疑問を呈し、物事の見方の見本を示してくれる。すでに20年分のエッセイを読んだけど、物事の見方はなかなか身につかないし、難しい。

  • ころにゃん さん

     「ブランド品はよいものが多く、所有すると豊かな気分になれるし、またおいしいレストランで食事をして素晴らしいワイン飲んでもよい気分になれるが、他の価値観を探そうとせず、ブランド品やワインだけに価値があると認めてしまうと、金持ちには一生かなわないという多大なリスクを抱えて生きることになる」というような正論は、マスメディアには存在しない。 p88  納得!

  • yahiro さん

    「半島を出よ」脱稿直後で、北朝鮮関連の話題が多い。そのときどきで、どういうトピックに関心があるかがわかるからエッセイは面白い。

  • FlowerLounge さん

    ★3 いつものようにいつも通りの内容。しかしそれは著者も自覚し、意識的に行っている。 毎度のフレーズ「勘違いしないで欲しいのだが」もほぼすべてのコラムで使われててご健在。

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人物・団体紹介

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村上龍

1952年長崎県生まれ。1976年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で第三回野間文芸新人賞、『半島を出よ』では第五八回野間文芸賞、第五九回毎日出版文化賞を受賞。映画化・監督作品も多数。メールマガジン「JMM」主宰、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメイン

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