国境の南、太陽の西 講談社文庫

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062630863
ISBN 10 : 4062630869
フォーマット
出版社
発行年月
1995年10月
日本
追加情報
:
15cm,299p

商品説明

今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう――たぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて――。

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けっこう気に入って,何度か読み直している...

投稿日:2019/02/21 (木)

けっこう気に入って,何度か読み直している。主人公が,初恋の女性にどうしようもなく振り回されていく姿に,胸がぎゅっとする作品。

hiromin さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    物語の終盤は、胸の中に空洞ができたかのような喪失感にとらわれる。幾分かは通俗的な感が否めなくもないが、読後の切なさは村上春樹の作品の中でも1番かと思う。12歳の時に、ただ1度互いに手を取り合った原体験が、この小説を最後まで規定し、支配しているのだろう。たったそれだけのことなのだが、それはまさしく至高の体験だったことは、とてもよくわかる。37歳の現在も「僕」は彼女を「島本さん」と呼んでいることも、それを証左しているだろう。そして、切なく孤独なのは、「僕」だけではなく、島本さんも有紀子もイズミもなのだ。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️この作品かなり好きですね。短めの長編です。全てリアルな話として書かれているのですが、パラレル的に過去の意識が顔を出して来て、主人公のリアルの世界に入り込んで来ます。これは原罪的な罪の意識の現れなのか、それとも地位と成功を手にした後の単なる有閑階級の戯言なのか、マンネリ化した日常の隙に誰にでも起こり得る過去の亡霊のような物なのかも知れません。現実認識が女性より甘い男性諸氏には耳が痛い話であるはずですが、奥さんの対応がチョットぬる過ぎるような感じがしてフィクションのお話だなあと最後は思えました。

  • tokko さん

    「イズミ」を傷つけ、全てを投げ出して「島本さん」のもとに飛び込もうとした「僕」に、確かに共感はできないかもしれない。けれど人は誰でも多かれ少なかれ誰かを傷つけながら生きているし、そのことから目を背けずに、いかに向き合うかが大切なのはよくわかる。自分も37歳になったときに、あれ程激しく誰かに恋をすることができるのだろうか?

  • ハイク さん

    村上春樹の小説は読んでも分からない筋書きが多い。その中にあって非常に分かりやすい筋書きで美しく読みやすい文章だ。お馴染みのテーマである普通の男と女の話だ。主人公の僕の小学校の頃の異性関係から始まる。程度の違いはあれ多くの人達は似たような体験があると思う。出会い、初恋そして別れと再会。後半は不倫が出てくる。僕は真面目な男であり真剣で自分に対して正直であろうとする。このような人は騙せなく不倫してもすぐばれてしまう。そこを著者は丁寧な描写、感情表現を描いている。また他の小説以上に音楽の描写が雰囲気を盛り上げる。

  • ちなぽむ さん

    愛する妻と娘、充分なお金と成功。何不自由なく暮らす僕は、しかし初恋の人島本さんを忘れることができず、妻有紀子と娘たちを裏切ってしまう。美しい初恋の人と思いを遂げ、浮気を赦され家庭に戻る、男のご都合主義の塊のような作品だが、通俗的なそれに終わらないのは、緻密に折り重ねられた心理描写と雨の描写の美しさ故。 他人を損ねるということ。罪の深さ。喪失と孤独。失ったものだからこそ追い求め、追い求めるからこそ今目の前のものをまた失ってしまう。愛と哀しみと人生と死を思って余韻に浸る、切なく美しい物語でした。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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