中国行きのスロウ・ボート 中公文庫 改版

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122028401
ISBN 10 : 412202840X
フォーマット
出版社
発行年月
1997年04月
日本
追加情報
:
16cm,288p

商品説明

青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作ほか6篇。著者初の短篇集。

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 村上作品の単行本で2番目に買ったのが、...

投稿日:2009/12/07 (月)

 村上作品の単行本で2番目に買ったのが、この秀作揃いの短編集でした。  水丸さんの洋ナシのイラストもさることながら、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」という、思わずニンマリさせられるようなタイトルに惹かれて買ったのですが、予想以上に読み応えがあって、ある意味、嬉しい誤算でした。  個人的なお気に入りは、雨の匂いのする「土の中の彼女の小さな犬」と、乾いた夏の日の風景を切り取った「午後の最後の芝生」です。この2作品を含めて、どのページから読み始めても、すっーと物語の世界へ入り込めてしまう…、そんな不思議な魅力とパワーを持った短編集です。

ねずみ さん | 山口県 | 不明

18

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    長編小説『羊をめぐる冒険』の前後に書かれ、いくつかの文芸誌に発表された短篇を7つを集めた作品集。最期の「シドニーのグリーンストリート」は羊男もので、これらの中では異色だが、それ以外はこの時期の作家の日常を私小説風(あくまで風だ)に綴ったもの。長編に比べると、肩の力を抜いて書いたような印象だ。いずれも、現実あるいは他者との間に、どこというのではないが微細な(しかし、それでいて本質的な)違和が「僕」との間にはあり、そのことが村上らしさとして立ち現れてくるようだ。

  • めでゅう さん

    「午後の最後の芝生」を繰り返し読みました。その反復を通して、(現時点の)自分なりの「読み」をひとつ抱けたのが収穫でした。「読み」というより「感覚」なのかな。その物語を、自分の中でどう収めるか、ということ。/背の高い奥さんにとっては、娘さんの喪失。芝を刈る「僕」にとっては、彼女との別れ。そしてこの私にとっては、「午後の最後の芝生」という小説。これはだから〈子猫〉を積み上げる話でした。/夏の草いきれが恋しい。

  • おしゃべりメガネ さん

    あの村上春樹さん初の短編集で書かれたのは、なんと今から30年以上も前の’80年〜’82年です。当然、スマホも携帯はもちろんポケベルも出てこない作風は古き良き時代を感じさせてくれます。7編あり、最初の4編が『ピンボール』期に書かれており、後半の3編が『羊をめぐる冒険』期に書かれたようで、このあたりにも作風の変化が感じられます。ただ、やっぱり万人に受ける作風ではないようで、大体が正直何が何だか?的な雰囲気です。あの独特な言い回し、表現の原点を十分に満喫?できますが、残念ながらスッキリ感はビミョーな感じです。

  • ハイク さん

    1980-82年にかけての7編の短編。「午後の最期の芝生」と「土の中の彼女の小さな犬」が興味を引いた。春樹らしく丁寧な描写と筋書きで面白。前者はバイト先のおばさんが芝生の刈り込みを大変誉めてくれて、その後娘のタンス等を見せてくれた。何となく意味ある場面であるが、理由は明らかにしない。「何か?」を含んだ余韻を残す筋書きだ。後者はホテルで見知らぬ女性とあるきっかけで会話した。これも春樹らしい雰囲気のある文章だった。最後に「羊男」が出てきた。以後の彼の小説には羊男が登場してくる。彼の好きなキャラクターだ。

  • 優希 さん

    ゆったりとした空気が流れているようでした。静かな余韻のある世界。それぞれの短編が長編になるのではと思うような味わいです。物語の一部を読んでいるような、「僕」の時間の一瞬を感じさせるような、そんな雰囲気でした。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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