スプートニクの恋人 講談社文庫

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062731294
ISBN 10 : 4062731290
フォーマット
出版社
発行年月
2001年04月
日本
追加情報
:
15cm,318p

商品説明

この世の物とは思えない奇妙な恋の物語

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。――そんなとても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリー!!

内容詳細

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。―そんなとても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリー。

(「BOOK」データベースより)

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冒頭から勢いがあり、あっという間に引き込...

投稿日:2021/04/09 (金)

冒頭から勢いがあり、あっという間に引き込まれてしまう面白さがあり好きです。鮮烈でとてもみずみずしい若さが感じられます。

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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この小説も好きな作品ですね、でも正直、内...

投稿日:2019/02/06 (水)

この小説も好きな作品ですね、でも正直、内容はわすれているので、何回でも読み返さないと、もったいないですねぇ。

タカキヨウスケ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    とにかく読後の余韻が凄まじいです!本作では”スプートニク”を比喩に用いて、「心」「こちら側」「あちら側」のリンケージが綴られます。おそらく再読を重ねる毎に各々異なる感想が得られそうで何度でも楽しめるのではないかと思います。因みに、最後の方の「月」に係る描写は1Q84へと繋がって行くのですかね?

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️とても村上さんらしい素敵なお話だと思います。どう来るかなと思っていたラストが少しだけ唐突な感じがしましたが、読後感も良い作品でした。毎回進化していく村上さんについて行くのはなかなか大変ですが、新たな世界観を創り出すのは簡単では無いですし、誰にでも出来ることでは無いので、毎回期待して作品を手にとってしまいます。次も楽しみです。

  • 抹茶モナカ さん

    『スメルジャコフ対織田信長家臣団』のCD−ROMのフォーラムを読むための予習として、久し振りに再読しました。以前は違和感しか感じなかった記憶があるけど、再読して感じたのは文章の素晴らしさ。いろいろな文体の集大成なんですね、確かに。諸説あるようだけれど、僕は、エンディングはハッピーエンドとしてとる立場でいたい。禁煙2年目の身としては、小道具で煙草が頻繁に出て来るのが、個人的に嫌だった。まあ、すみれがビートニク小説読む人だから仕方ないけど。ミュウの観覧車のエピソードは、印象的。会話文も良く、魅了されました。

  • tokko さん

    「扉」を通って「別世界」と行き来する、「ねじまき鳥クロニクル」と「海辺のカフカ」のちょうど間にある中編小説。やはりすみれは井戸のような場所を通って、どこか別の世界に行ってしまったのだろうか?おそらくミュウが観覧車から見たもう一つの世界、もう一人のミュウが存在する世界を求めて。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    22歳のすみれが落ちた記念碑的な恋。洗練された美しさをもつ大人の女性ミュウの存在はそれまでのすみれの世界を尽く覆す。そしてそんなすみれを見守る「僕」の存在。 音楽と読書、自分の内的なものを書き出すということ。アテネでの運命的に美しい休日。夏の夜の神秘的な深み、月と静けさ。美しい世界と不在の空白、圧倒的な孤独。描かれている世界が美しすぎて呆然と立ち止まりながらの読書。 この人の本は衝動的に読み返したくなる。何度でも、読み返す度に響くポイントが違ってきておもしろい。むしょうに好きな1冊。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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