やがて哀しき外国語 講談社文庫

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062634373
ISBN 10 : 4062634376
フォーマット
出版社
発行年月
1997年02月
日本
追加情報
:
15cm,286p

商品説明

初めてプリンストンを訪れたのは1984年の夏だった。F・スコット・フィッツジェラルドの母校を見ておきたかったからだが、その7年後、今度は大学に滞在することになった。2編の長編小説を書きあげることになったアメリカでの生活を、2年にわたり日本の読者に送り続けた16通のプリンストン便り。

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村上春樹氏が1990年代前半にアメリカの大学...

投稿日:2021/04/10 (土)

村上春樹氏が1990年代前半にアメリカの大学に教員として招かれて海外生活をしていたときの暮らしなどをつづったエッセイ。 日本を離れ、少しクールな目線で日本のことも見つめて書かれている。 小説とはまた違った切り口だが、読みやすい文体で共感を覚える。

さんたろう さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    再読。春樹さまがアメリカ暮らしをしたのは、90年代前半。その間にはもちろん、9・11があったり、オバマが大統領になったり、非白人がマジョリティになったり、とかはあったわけだけど、大まかな部分(特にサバービアでの暮らし)は変わってないんじゃないかな。コレクトであるべき会話、生活、あるある、とうなづきながら。当時春樹さま、うちの息子の大学で講演したらしいけど、シアトルにあるのはワシントン「州立」大ではなく、ワシントン大の間違いです。紛らわしいんだよね( ̄^ ̄)ゞ

  • おしゃべりメガネ さん

    社会人になったトキに読んで以来なので、25年ぶりの再読でした。当たり前ですが日本であれ、海外であれさすがに4分の1世紀も経てば、世の中は大きく変わってますよね。作者さんが海外に住んでる一時期のコトを綴ったエッセイですが、当然スマホはおろか携帯電話も出てこないし、ウィンドウズ95も出てきません。しかししっかり?とマックのコンピューターは登場してきました。おそるべき、マック。海外でとは思いませんが、こんな風に好きなトキに好きなトコで好きなコトをやって暮らしていける自由なライフスタイルに心底憧れてしまいますね。

  • ヴェネツィア さん

    本書は、著者の1991年からの1年半にわたる「プリンストン便り」といった内容。全体に統一感もあるし、なによりも村上春樹の物書きとしての特徴をよく伝えていると思う。すなわち、彼はあくまでも抽象的に思索する作家ではなく、身体を動かすことで具象的に考えるタイプの作家だということだ。したがってそれは、こうしたエッセイにおいては、車を運転することや、床屋に行くといった、ごくごく日常的な行為の中に立ち現われてくることになる。そして、まさしくそれ故に村上春樹自身の体験的、個性的なアメリカが語られることになったのである。

  • ハイク さん

    再読本 以前読んだ本で題名に馴染みがあったが、途中まで再読本であるとは気がつかなかった。読メを見て既読本であることが分かった。こんなにも忘れてしまったのかと思う。小説でなく随筆なので忘れるのだろう。著者の文章は読み易く又自分の感情を忠実に文章にしているとの印象である。読み進めて行くと日本と米国の感覚の違いを感じる。勿論米国は色々な人種がいるので、感情の多様性があるのは当然であるが、それだからこそ文化の違いを感じるのであろう。私も短期間であるが海外に住んだことがあり、たえず日本との違いを意識して生活した。

  • 優希 さん

    プリンストンに住んでいた2年半について紡がれていました。異国で暮らすことは異文化の中で暮らすことと同じことです。でも何処にいても村上さんは村上さんであることには変わりありませんでした。それは常に色々な体験をし、それを表現する魅力があるからだと思います。砕けたユーモアと少しのシリアスさが絶妙な味わいを感じさせるエッセイでした。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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