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ISBN 10 : 4814001118
Content Description
格差拡大を背景にした民主主義の動揺が世界的に広がる一方、クリミア併合や「イスラム国」、南シナ海問題など、第二次大戦以降世界が経験しなかった力による版図の変更さえもが進行している。平和と安定を再構築するための新しい途はどこにあるのか?旧体制や「伝統」を乗り越えようと格闘する、環太平洋地域の社会の中に可能性を見る。
目次 : 新秩序形成に向けた動態的視座の構築をめざして―環太平洋地域を起点に/ 第1部 動揺する国家と社会の枠組みの現在(権威主義の進化、民主主義の危機―世界秩序を揺るがす政治的価値観の変容/ 民主主義の揺らぎとその含意―今世紀のラテンアメリカの状況から/ 中国の資本主義的発展をどうとらえるか―歴史的「制度」の視点から/ イスラーム観の違いを克服する―ポスト社会主義、イスラーム復興、権威主義の交錯するウズベキスタンの課題)/ 第2部 アクターが作りだす位相(分極化するアメリカ―その背景と課題/ 「現象」としての「イスラーム国(IS)」―反国家・脱国家・超国家/ インドネシアにおける暴力をめぐる公私のポリティクス/ 現代イスラーム経済の挑戦―ポスト資本主義時代の新たなパラダイムのために/ UAEのフィリピン人ムスリム女性家事労働者―ムスリム・アイデンティティのゆらぎと複層化)/ 砂塵化を超克する試みの萌芽
【著者紹介】
村上勇介 : 1964年生。京都大学東南アジア地域研究研究所准教授。博士(政治学)。ラテンアメリカ地域研究、政治学専攻
帯谷知可 : 1963年生。京都大学東南アジア地域研究研究所准教授。中央アジア近現代史、中央アジア地域研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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