Books

死にたい、ですか

村上しいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070446
ISBN 10 : 4094070443
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

兄・典洋は4年前いじめを苦にして自死。高校3年生になった由愛は、兄への自責の念を持ちながらも、前向きに生きようともがいている。母親の伊代は今も息子の死を受け入れられず、裁判を起こす。家庭も仕事もうまくいかない父親はアルコールに依存。家族は崩壊寸前だった。一方、典洋の裁判を取材する新聞記者・大同要も自身の幼少期からのトラウマと葛藤していた。誰一人いじめを認めない裁判で、由愛はある決心をする。由愛の心からの叫びに母は、父は…。自死遺族の問題を描いた衝撃作、待望の文庫化。解説は、いじめ被害の経験を持つ芸人の白鳥久美子氏。

【著者紹介】
村上しいこ : 1969年三重県生まれ。「かめきちのおまかせ自由研究」(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞受賞。「れいぞうこのなつやすみ」(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞受賞。「うたうとは小さないのちひろいあげ」(講談社)で第53回野間児童文芸賞受賞。「こんとんじいちゃんの裏庭」(小学館)で第4回日本児童ペンクラブ少年小説賞受賞。YA作品、児童文芸作品著書多数。松阪市ブランド大使、特定非営利活動法人『子どもの自立を支援する会・くれよん』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夜桜キハ

    いじめによって自殺した兄。 母は、いじめっ子に「いじめ」を認めさせたい一心で裁判に通う。 まるで裁判に勝っていじめっ子を謝らせたら兄が生き返るかのように、兄の裁判しか考えられなくなった母、アルコール依存症になってしまった父──。 妹、由愛の家族は崩壊寸前だった。 「死にたい、ですか」読んでいくとこの言葉が投げかけられる。 いじめについて、死について。 考えさせられる深き感動小説です。

  • kuma

    読み進めるのが辛かった。

  • こばゆみ

    んーーー結局何が言いたかったのかなーと思ってしまった💦いじめを苦に自殺した典洋の母が、学校と加害者を相手取り裁判を起こす、それを取材する新聞記者、兄の死を期に崩壊した家族を憂う妹、反省する気のない加害者たち…いろんな話題が出てくるのだけれど、どれも中途半端な気がして😅恋愛要素もあるし、中高生ならば興味深く読むのかな、、、

  • タキ

    うーん個人的にはイマイチ。こういういじめを扱った小説は、ちゃんとそれまでは上手くいっていた家族が崩壊していく過程をきっちり書かないとあまり入っていけないし、結果としてクサい台詞の応酬に陥り説得力がなくなってしまうんじゃないかと思う。裁判のシーン、個人の罪悪感と組織のしがらみで言いたい事を何も証言出来ない様は裁判のシステムそのものがいじめを肯定しているようで読んでてなかなか辛かった…。

  • くらーく

    初読み作家さん。結構、重い題材を扱っているけど、ぐいぐいと引っ張る筆力があるんじゃないかなあ。 まあ、主人公のラブロマンス?はどうかと思わない事も無いけど、それはオジサンだから思うのかも。若い人はピュアなんだね。 しかし、どうしてそんなにいじめがあるのかねえ。小説だけど、実際にそんなにいじめがあるのかなあ。自分(達?)の子供のころもいじめはありましたが、一方で、弱いものいじめは卑怯だ、と言う教えもあったけどなあ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items