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正倉院宝物 181点鑑賞ガイド とんぼの本

杉本一樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106022722
ISBN 10 : 4106022729
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

約9000点の「宝物全員と対面」した著者が厳選。これぞ、美のオールスター。正倉院展を10倍楽しめる決定版!

目次 : 書蹟―過去と未来をつなぐ/ 楽器―天平の音色さまざま/ 伎楽面―仏に捧げる舞と調べ/ 遊戯具―ちょっと息抜き/ 調度―日常の彩り/ 鏡―波涛のかなたへの憧れ/ 飲食具―供養のうつわ/ 文房具―文字文化の周辺/ 装身具―貴人たちの装い/ 仏具―荘厳・供養・敬礼のかたち/ 儀式具―大陸文化の受容/ 武器武具―威儀の備え/ 香薬―仏の供養、ひとの救済/ 染織―経と緯の織りなす世界

【著者紹介】
杉本一樹 : 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)。宮内庁正倉院事務所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かりさ

    聖武天皇の冥福を祈念して、光明皇后が奉献した御遺愛の品々から厳選した181点を紹介。その鮮やかさと華やかさに天平時代からどれほど大切に保管されてきたかが伝わります。特に文様に整えた貝殻や琥珀、トルコ石などを使った螺鈿工芸品、黒漆に金銀の文様が美しい漆背金銀平脱八角鏡、犀角製の持ち手、青硝子と真珠の花や銀の透し彫りを纏った犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子、碁盤容器の亀と蛙の形の愛らしさなど心惹かれます。私達に流れる美しさへの意識、感性の根底にあるもの、これらを伝えてくれた先人たち、職人たちに思いを馳せます。

  • ジョンノレン

    元宮内庁正倉院事務所長著、全所蔵約9千点の内181点のピックアップ。光明皇后の聖武天皇への思いを綴った文書に始まり、宝物を概観。琵琶や文琴など楽器に施された螺鈿などの装飾が見事。紫檀木画槽琵琶は思わずビトン柄を想起。陶磁器の括りで奈良三彩などが紹介されるが、これらは全て陶器で日本で磁器が本格生産されたのは江戸時代からとの知見も。シンプルな形状の家具に細部まで施された装飾もまた過剰の限界点を攻めつつ抑えた絶妙な仕上がり。琵琶繋がりで布ケースの刺繍も見事。ところで耐震や防災も万全なのかなと妙な好奇も湧いた。

  • こぽぞう☆

    図書館本。正倉院には約9000点の宝物があるという。そのうち181点のカラー図説入りガイド。奈良では毎年秋に正倉院展があるらしい。毎年訪れることができる人が羨ましくなる本。布などは厳しいが、驚く程の保存状態の良さ!

  • ペーパーナイフの犀角把白銀葛形珠玉荘刀子がとても素敵。持ち手は犀の角。当時はダイヤモンドよりも貴重だった青ガラスを囲う真珠の花びらでできた小花がとてもとても可愛らしい。東大寺の不空羂索観音の額の白毫もそういやガラスと聞いたような。しかしどれもこれも色が鮮やかに残っててすごい。刀の柄の鮫皮もよくタンパク質が残るよなあといつも驚くんだけど、奈良時代より前の犀の角だもんな…。薬としてナウマン象の臼歯もあったり、ご存じ蘭奢待(この三文字の中に東大寺と入ってるとは知らなかった)もあったり盛りだくさん。面白かった。

  • m

    発行からまだ一年経っていない本。家で正倉院の宝物がゆっくりじっくり見れるのが嬉しい。正倉院展は毎年見に行きたいと思うものの、遠いし混んでるしでなかなか踏ん切りがつかなかった。本書を読んで満足してしまったのでしばらくは行かなくて良いかな(笑)

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