焼かれた「ちびくろサンボ」 人種差別と表現・教育の自由

杉尾敏明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784250920301
ISBN 10 : 4250920305
フォーマット
出版社
発行年月
1992年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
358p;20X14

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • スイ さん

    「ちびくろサンボ」の絶版は知っていたが、長野市では市が幼稚園や図書館に廃棄を求め、実際に数園の幼稚園が絵本を燃やしたというのは衝撃だった。 行政が表現の善悪を決定することには反対だし、出版社の絶版にも疑問が残る。 その辺りは著者の主張に同意するが、容易に頷けないところも多い。 著者は無意識に差別をすることはありえないと言うが、社会が容認してしまっていれば無意識に差別が根づくことは大いにあり得るし、無知から出た言葉や行為を野放しにして良いとは思わない。 また、差別だと感じればその人は声をあげるのだから、

  • viola さん

    文学作品の中の差別的表現・偏見に興味あるのでサンボ関係を。『ちびくろサンボとピノキオ』の続編のようです。(これから読む予定)章や節が細かくて分かりやすく、内容も興味深いです。批判するって大事なことだけども、批判されたら批判され返す!売り言葉に買い言葉!みたいになっているのはどうなのか・・・。全体的にとにかく批判が多く、自分が一番正しいんだ、といったようになってしまっているのがとても気になりました。特にラッセル氏批判が凄い。何ページも批判されたにしても、何10ページかけて言い返しているんだ・・(苦笑)

  • 時雨 さん

    1990年11月、長野市長の名で『ちびくろサンボ』の廃棄・焼却処分を依頼する文書が、長野市内の私立保育園・幼稚園に送達された。一部の園では同絵本が文字通り「焼かれた」だけでなく、家庭で所有する同絵本の廃棄(!)までもが父母に依頼されたのだという。本書は、行政の指導の下で行われたこの焚書事件を真っ正面から取り上げた貴重な資料である。事件からまだ30年と経過していない現在、また歴史上の「差別主義者」の銅像を攻撃することで差別を糾弾する運動が世界中に吹き荒れる中で、差別撤廃の道を再考する格好の教材になるだろう。

  • キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言 さん

    1999年9月21日 図書館

  • フジタ さん

    長野五輪に向けて人種差別撤廃へ取り組む、という姿勢はいいとしても、その結果が絵本の焚書というのはどこから見ても間違い。しかもそれが1990年なんて最近の出来事なんだからおそろしい話。/差別語があるから差別が生まれるのではなくて、差別意識があるから特定の言葉が差別語として使われる、というのはその通りだと思う。言葉狩りが腑に落ちない気持ちをガッチリ代弁してもらった気分。ただ、筆者が受けた批判への反批判は…ちょっと、分量的に、おなかいっぱい…/ちびくろサンボの各版ごとの比較はおもしろかった!

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