Product Details
ISBN 10 : 4794226799
Content Description
聖武天皇は和紙を用いて膨大な数の写経を推進し、国家の安泰を図った。紫式部は和紙と紙巻筆の特性を生かして、源氏物語を書いた。浮世絵は和紙なしには生まれない芸術だった―。和紙は単なるモノではなく、日本人の心情に訴える精神性をも備え、国家経営から芸術、日常生活への寄与まで、驚くほど広範に能力を発揮した。黒子として歴史を生きてきた和紙に光を当て、日本史を読み直す。
目次 : 第1章 日本人と「紙」との出会い/ 第2章 正倉院文書に見る古代の和紙作り/ 第3章 和紙の力で鎮護国家を築いた聖武天皇/ 第4章 和紙と紙巻筆が生んだ源氏物語/ 第5章 平家一門を西方浄土に導いた装飾料紙/ 第6章 雪舟の水墨画と日本人の心/ 第7章 和紙の蝶番が拓いた屏風芸術/ 第8章 和紙が支えた徳川の天下泰平/ 第9章 浮世絵は和紙の本懐/ 第10章 和紙の里・越前の文明開化/ 第11章 現代人の心を包む和紙―日本画家・千住博の雲肌麻紙
【著者紹介】
朽見行雄 : ジャーナリスト。和紙文化研究会員。1934年北海道生まれ。59年北海道学芸大学卒業後、NHK入局。北見放送局、報道局報道番組部で番組制作に従事。90年NHK退職。その後、イタリアで文化や伝統工芸職人について取材。2010年和紙文化研究会員。2011年國學院大學文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こっことり
読了日:2024/02/06
takao
読了日:2024/05/11
skr-shower
読了日:2024/03/18
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