Product Details
ISBN 10 : 4333029422
Content Description
おきつねさんは、人を化かす。
おばあちゃんは、しょっちゅう化かされる。
でも、也子(かのこ)の前に現れたのは、
ふわふわのしっぽの、かわいい子ぎつねだった――。
戦時下の広島でくらす、小学4年生の也子。
子ぎつねと次第に仲よくなっていく
つつましくも穏やかな日々が、
一発の爆弾によって、突然奪われます。
あたりまえの暮らしが奪われることこそが戦争の悲しみなのだと、私はいつも考えています。 〜原書あとがきより〜
教科書に採用された『たずねびと』の著者による、新しい戦争児童文学の原点。
日本児童文芸家協会賞、赤い鳥さしえ賞受賞作品。
※本書は2008年に発行された『彼岸花はきつねのかんざし』(学研)の新装版です。新装版の発刊にあたり、一部イラストを変更し、巻末に「新装版へのあとがき」を追加しました。
■編集者コメント
著者は被爆二世であり、「今を生きる子どもたちにいかに戦争体験を分かち合うか」という困難なテーマに真摯に取り組んで来られました。2020年から教科書(小学五年生国語/光村図書)に『たずねびと』が掲載されていますが、2008年に発刊された本書は、著者がそうした「新しい戦争児童文学」として最初に書いたものであり、原点とも言えます。戦後八十年という節目に、ぜひ読んでいただきたい作品です。
【著者紹介】
朽木祥 : 広島市出身。被爆2世。デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞ほか受賞。『彼岸花はきつねのかんざし』(Gakken)で日本日本児童文芸家協会賞、『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞、『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞ほか受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞
ささめやゆき : 東京都出身。1985年、ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールで銀賞。『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、『真幸くあらば』で講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』(共に講談社)で日本絵本賞、『彼岸花はきつねのかんざし』(Gakken)で赤い鳥さしえ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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ぱせり
読了日:2025/08/19
kyoko
読了日:2025/08/03
omasa
読了日:2025/10/16
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