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薬害とはなにか 新しい薬害の社会学

本郷正武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623095292
ISBN 10 : 4623095290
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

薬害とは、医薬品による単なる健康被害を越えて、生活や人生を壊される経験、誰にでも起こりうる理不尽としか言いようのない社会的経験である。本書は、薬害をめぐる加害と被害の経験およびそれによって社会でなされたこと/なされなかったことを体系的に明らかにする。

目次 : 第1部 基礎篇(薬害の定義と薬害概念/ 薬害問題の構築プロセス/ 薬害被害と再発防止策/ 医療の不確実性と薬害)/ 第2部 各論篇(サリドマイド薬害―被害は障害者に対する排除と差別から始まっている/ 薬害スモン―「病んでいる社会」の発見/ 薬害エイズ(1)―未知の病いの当事者となること/ 薬害エイズ(2)―薬害と医師の経験/ 薬害肝炎―感染と被害とは必ずしも同義ではない)/ 第3部 応用篇(薬害根絶への思いと薬害教育/ 薬害エイズ事件のメディア表象の分析/ 制度化からみる薬害と食品公害)

【著者紹介】
本郷正武 : 1973年栃木県生まれ。現在、桃山学院大学社会学部准教授

佐藤哲彦 : 1966年東京都生まれ。現在、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夜長月🌙新潮部

    サリドマイド事件に始まる「薬害」を社会学的に検証した書籍です。近年では薬害エイズや薬害イレッサが記憶に新しいところです。薬害は大規模な副作用被害とは大きく異なります。海外では対応する語句が無いこともわかりました(おそらく被害者もしくは患者グループが製薬会社を訴えることで完結するため)。社会的構造から生まれることから「公害」に似た側面もあります。被害者からの視点も医師、行政側からの視点も漏れなく含まれていて「薬害」への認識が大きく変換されました。

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